トップ > おもしろ本 > 著者別一覧 > な > 永山彦三郎 >
「サーフィン型学校が子どもを救う!」

amazonサーフィン型学校ってなにかっていうと、要はいままでの学校を「野球型」と捉えて、集団主義的かつ管理的かつ監督が権力をもっている的組織と考える。それに対し「サーフィン型」というのは、サーフィンというスポーツに代表されるような、at your own risk的かつ競争がない感じ的かつ身の程を知らないと痛い目にあう的かつ失敗は何度してもいい個人競技的なもの的に、学校を考えなおしてみよう、ということ。
目新しい言葉ではあるが、それなりに言い得ている。ただ惜しいのはサーフィンというスポーツに対する共通体験が国民にないので、まずサーフィンについてよーく説明しないとなかなか通じにくいのだ。
また、そこに至る論の展開がちょっと散漫で「単なるエッセイ」になっているのも惜しい。
まず野球型学校に噴出している問題点と将来性のなさを整然とわかりやすく並べて読者を絶望させ、そこからサーフィン型に変わることでいかに物事が変わっていくかをなるべく具体的に説き、そのうえで今の子どもたちに対する著者の想いを述べる、みたいな構造的わかりやすさが欲しい気がした。著者の想いは溢れるばかりに伝わってくるが、読み終わって散漫な印象に終わっているのが惜しいのである。残念。
2001年04月01日(日) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:教育・環境・福祉
@satonao310