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「イチローUSA語録」

amazon帯に「全米が感動! 日米二カ国語同時収録」とある。対訳付なのだ。英語の勉強にもいいかもね、と思って買った。アメリカのメディアに載った彼のコメントを、シアトル在住の作家が丹念に拾い集めた本である。
2001年のイチローは、大リーグ初挑戦にして、首位打者、MVP、新人王、盗塁王など、輝かしい戦歴を残した。アメリカでは、そこまで成功した彼の寡黙な一言一言を「サムライ・プレイヤーの深遠なる言葉」として受け取っている人が多いらしい。まぁあぁいう謙虚さはアメリカでは新鮮なのだろう。いや、もっともっと自己主張すべきところで全くそれをしない彼の言動は、新鮮を越えて理解不能なのかもしれない。
わりとガッカリさせられるのは、2001年の6月頃までのイチローの言葉しか載っていないことだ。2001年のシーズンを通しての語録じゃないと意味ないじゃん。6月頃までの語録でもアメリカでは十分面白いのだろうが、やっぱ首位打者とか取った後どういうことを言っているか、もないとねぇ。アメリカ版でなかったのなら、出版が12月であったこの日本版では付録にでも「その後のイチロー語録」として載せるべきである。付録には「2001年イチロー全打席データ」がついているが、それより語録でしょう、この本を買った読者が期待するのは。
2002年01月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310