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「ビデオで世界を変えよう」

amazonポップアートに憧れて渡米したひとりの日本人女性(著者)が、当時ソニーから出たばっかりだったビデオに偶然出会い、ビデオ・ドキュメンタリーを世界でほぼ初めて手がけ、キューバやベトナムへもビデオかついでアメリカ初取材を単独敢行し、テレビ報道の世界にも多大な影響を与え、夫のジョン・アルバートとともに今日のビデオ・ジャーナリズムを創始し繁栄させたってことを知ってた人〜?と、誰彼なく聞いてみたくなる。
そうか、ビデオジャーナリズムって日本人が始めたんだ〜!と誇らしくなること間違いなしの、彼らの半生の活動記録が本書。つか、へぇ〜の連続。知らなかったなぁ。
誇らしい部分はいろいろあるが、彼らが自分たちだけで開発し取得したビデオ技術や機材を独占せず無料で多くのアメリカの若者たちにワークショップで教えることを長年続けてきたことや、キューバやベトナムといういわゆるアメリカの敵たちの素顔をビデオならではの視点で描き平和に貢献しつづけたことなどは特に感動的。というか、「世界を変えよう」という意志が感動を呼ぶ。ビデオに限らず、どんな手段でも可能なはずだ。そのさりげない意志に感嘆する。
半生記っぽい本なので、エンターテイメント性は特になく淡々としているのだが、これからの人生を考えるに当たってとても刺激になるいい本だった。少なくともボク個人にとって。
2003年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310