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「ハサミ男」

amazon帯に「最近、推理小説らしい推理小説がないとボヤいている人へ。--法月綸太郎」とある。
確かに二重三重に読者を騙す罠が仕掛けられていてタネがわかってくるに従い呆然とすること確実。え!?そんなはずは、と前半を思わず読み直してしまう。映像がない「本」という特性自体が罠なのだ。いや、題名自体も・・・まぁやめておこう。とにかく見事と言わざるを得ない。まさに知能犯の仕業である。
ただ、コクというかヒダヒダというかそういったものを求める向きには不満が残るだろう。感心はするが感動はしない内容だ。「よく出来ているね」という感想しか残らないタイプの推理小説。特に犯人(ハサミ男以外の)の書き込みが足りない。まぁ無い物ねだり、かな。ちなみに第13回メフィスト賞を受賞したらしい。
1999年12月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:ミステリー
@satonao310