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LV1「脳男」

首藤瓜於著/講談社/1600円

脳男
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ちょっと厳しすぎるかもしれないけど、でも「週刊文春2000年度ミステリーベスト10第1位」とか「第46回江戸川乱歩賞受賞」とか聞かされると「マジー?」って思って気持ちがネガティブな方に働いてしまう。うーん、マジ?

主人公を特殊に設定すること自体は(主人公が青年期の教育であそこまで学習するとはとても思えないけど、それに目をつぶりつつ)成功しているとは思うのだけど、でもそれってよくある手だと思う。その後の彼の活躍もかなり非現実的で(特に網くぐり)、なんだか主人公が著者の頭の中を出ていない印象。主人公がすべてな本であるだけに、そこがつらい。

また、脇役もステロタイプだし、どんでんも予想がつくし、ラストも思わせぶりだし、題名も「ハサミ男」に似ているし……佳作ではあるけど、2000年度ナンバー1とはちょっと思えない。ここまで他の評価が高くなかったら違う感想を持ったかもしれないけど、ちょっと期待しすぎてしまい申し訳なかった。残念。

2001年04月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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