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「北大路魯山人」

amazon「食べることが好きな人」なら避けては通れない伝説の巨人魯山人の一生を著者独特の切り返し手法(?)で綴っていく労作。
文庫になった機会に読んでみた。著者は悪意によって書き始めているが最後には尊敬愛慕の情で書き終わっている。魯山人に対する複雑な愛憎が伺えて誠に興味深い。
年代を追っていくという構成ではないので読みにくい部分もあるが迫真の彫り出しでインパクトの強い伝記になった。ただ魯山人のコンプレックスの部分をしっかり捉えて「小説化」したらもっともっと面白くなったのに、と悔やまれる。しかし納得だなぁ。なるほどこういうコンプレックスがこの人を突き動かしたのか…。
1997年04月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:自伝・評伝
@satonao310