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LV4「女たちのジハード」

篠田節子著/集英社文庫/740円

女たちのジハード
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何年前だかの直木賞受賞作。浅田次郎の「鉄道員」と一緒に受賞したものである。

実はまるで期待せず読み始めたのだが、予想に反してとても面白かった。全体に女性たちの行き場のないやるせなさがよく伝わってきてとても共感できたのだ。でも、ジハード(聖戦)したものの結果が結局こういうことなの?と鼻白む部分はあったかも。特にラスト。なんだか安いテレビドラマの結末の付け方みたいで、ちょっと不満なのである。

そう、ある意味とてもテレビドラマ的なつくりだ。性格も境遇もまるで違う5人のOLたちが主人公で、キャラはとてもわかりやすい設定だし、描写も非常にテレビ的。ストーリー的にもいかにもテレビ、である。というか、テレビ脚本が直木賞に近づいたのかも。でも、こういう文学が賞をとったのは悪いことではないと思う。時代に即した大衆文学。それが直木賞であるならば、まさに直木賞的作品なのであるとボクは思う。
深さはあまり感じないが「スライス・オブ・時代」としてはよく出来ている。そんな感じ。

2000年04月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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