「ナイチンゲールは夜に歌う」
ジョン・クロウリー著/浅倉久志訳/早川書房/2000円

amazon香り高いSF叙事詩&幻想純文学(ジャンルミックス小説と呼ぶらしい)が4編。
この著者の魅力はその文体にある。
ル・グインもヴォネガットもその魅惑の文体で1行目から読者を惹きつけて離さないが、この人もそう。特に表題作の見事さは文体の勝利だろう(訳文だから訳者がうまい、ということもいえる)。どんなに先を急ぐ読者でもゆっくり読まざるを得ない美しい文章だ。
4編のうちのひとつ「時の偉業」で世界幻想文学大賞ノヴェラ部門をとっている。
でもね、ボクは美しい表題作が好き。冬の静かな夜にうってつけの本。
1996年12月01日(日) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(海外) , SF