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「ニューヨークの錠前屋、街を行く」

amazon著者自身が実際にニューヨークの錠前屋である。
つまりこの本はノンフィクション的小説で、錠前屋が街のいろんなところで経験するちょっと小洒落たエピソードを14編集めた短編集となっている。
硬質な文章で上手にニューヨークの空気を再現しているとは思う。ニューヨークというある種特殊な街に生きる普通の人々が活写され、錠前屋主観のその文章は、被写体との距離感が見事に取れている。でもなぁ、でもでも、なんつうかこういう「ボブ・グリーン的世界」ってちょっと古くない? つうか、飽きない? あ、ボクだけ? よくわからないけど、よく出来ているとは思うけどつまらなかった、みたいな印象。錠前屋、という職業にはとても興味が湧いたけど。
ちなみにこの頃ちょっとだけ常盤新平の著書・訳書にアタリは少ない、と思い始めている。なんだか「ぬるい」のだ。
2000年02月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310