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「ストライク・ゾーン」

amazon新年早々大傑作にぶちあたってしまった。
洒落ていて人生が詰まっていてスリリング。筆も見事に抑えが効いていて淡々とした中にぎっちり興奮を詰め込んでいる。
うまいなぁ。野球の物語なのだが視点が良く実に楽しめるのだ。書いているのはある日のたった1試合の出来事。ここに非常に濃いドラマが隠されているのだがこれが結末までオチがわからず夢中になること請け合いだ。
単に筋がよく出来ているだけの本ではない。濃厚な人生を詰め込んでいる。でいて読後感は明るくさわやか。元気になる。こういうのを読むとこの頃の日本文学は暗いばっかりでつまらないなぁと思ってしまう。上質のエンターテイメントがまだまだ少ないよねぇ。
また、装丁もGOOD。
ちなみに著者はふたりだが、これはどちらかがアイデアマンでどちらかが執筆者というところなのだろうか。
1998年02月01日(日) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(海外)
@satonao310