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LV2「恋する料理人」

小山裕久著/講談社/2200円

恋する料理人
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徳島、そして東京の日本料理店「青柳」「婆娑羅」「basara」の総料理長として著名な著者の料理エッセイ。別に彼の恋物語が書いてあるわけではなく、料理に恋した料理人の現段階での総決算的エッセイという感じだ。

そう、総決算と取れるのは、かなり自信に満ちたエッセイだからだ。謙虚な料理エッセイが多い中、異例と言ってもいいくらい自信に満ちている。自分は料理技術的に頂上にいるんだということをそろそろ表明してもいいでしょ?的スタンスで書かれている。日本人的にウェットに読むとこれはかなり嫌味だが、ドライに読めば、だからこそ面白いということになる。両面あるなぁ。ただ、自信を前面に押し出した料理は、客のための料理ではなく自分のための料理であることが多い。文章もまたそういう面はあるだろう。客(読者)のために心を尽くされた感はあまりなかった。でも面白いことは面白い。だって頂上の人では確かにあるから。

いくつか共感した一節がある。例えば「一年中あらゆる野菜が溢れ、旬がなくなってさみしいということがよくいわれます。しかしそれは間違いだと思うのです」という一節。わりとボクも同じことを考えていた。四季を通じてさまざまな野菜に出会えるのは、昔を考えればバラダイスであるよね。

2002年02月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:食・酒

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