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「ここまできてそれなりにわかったこと」

amazon人間を2000年やってきてそれなりにわかったことを150項目、五味太郎本人の絵と共に独自の観点であげた大人の絵本。
五味太郎の絵本はシンプルかつハズレが少なくて好きだが、この本は妙に複雑で(シンプルでない)、かつ、風刺とシャレが中途半端で、絵もいまいち可愛くなくて、うーん、ハズレかなぁ。
もちろんちゃんと納得も散りばめられているし、最後まで読み進むと「わかってないことの多さ、わかったことの意味のなさ」もわかってきて、結局わかってもわからなくても大差はないということがわかってくる、という秀逸な構成になっていたりするのだが、その構成自体がすでにわかりにくい。わかりにくいと言えば、特に文章がわかりにくい。一読でわかりにくいレトリックや漢字を多用していて、絵本作家らしくない。そうやって読者を煙に巻いているのかもしれないが(煙に巻くこと自体は嫌いではないが)、その手法は成功していない気がする。
2001年05月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:絵本
@satonao310