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「警視庁刑事」

amazon昭和63年に退職した名物デカ鍬本實敏(くわもとみとし)をインタビューした傑作ドキュメント。
熟読するほどに感嘆。玩味するほどに悔恨。我々は素晴らしい時代を捨ててきたのである。
そう、これは単なる職人刑事の仕事録だけにおさまらず、「昭和」という人の情が残っていた素晴らしい時代の貴重な証言でもあるのだ。まぁそこまで大上段に振りかぶらなくてもいいけど、とにかく刑事という仕事の本当を知りたい方は是非読んでみてください。ちなみにすべて彼の記憶だけを頼りにインタビューは進んでおり、その記憶のコンピューターぶりにはただ舌を巻かされる。
それにひきかえ、装丁はなんとかならないのか。これだけの内容なのに、地味で古臭いイメージ。若い読者が寄りつきそうもない感じ。
1997年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310