「ニコチン・ウォーズ」
C・バックリー著/青木純子訳/東京創元社/2400円

amazonタバコ業界のスポークスマンが嫌煙派に殺されかけるお話。実に面白い。読みはじめたら止まらない。
一応ユーモア・サスペンスなのだが、サスペンスの面白さよりも全体主義的ヒステリック社会への痛烈なる批判とパロディとしての面白さの方が際だっている。ラストの方、収束の仕方が前半に比べるとあまりに雑なのが気になるが、そのストーリーテリングの力はただものではない。ボク自身はどちらかというと嫌煙派であるが、なんだか喫煙派に対してとても優しくなれそうな一作。いやぁ面白かった。
1996年04月01日(月) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(海外)