トップ > おもしろ本 > 著者別一覧 > > カヴァフィス >

LV3「カヴァフィス全詩集」

カヴァフィス著/中井久夫訳/みすず書房/3700円

カヴァフィス全詩集
amazon
どの新聞だったかなぁ。カヴァフィスの詩を引用しているコラムがあって、その詩におお~っと感動して、ネットでこの本を注文した。で、1ページ目から丁寧に読んでいってその詩を探したのだけど、訳の違いもあるのか何度読んでもその詩が見つからず。その新聞のコラムは切り抜いておらず(出先だったのかも)、結局その詩とは再会できず仕舞い。がっくりである。(もしかしたら「市(まち)」という詩かもしれないという漠然とした印象はあるのだが)

ま、結果的にカヴァフィスと出会えたわけで良かったのです。
カヴァフィスは今世紀最大のギリシャ語詩人と言われ、20世紀言語芸術の極北のひとつとされているらしいが(本の紹介から)、彼が紡ぎ出す言葉は現代日本に住む我々にも平易でわかりやすく、実に示唆に富んでいる。ローカルな題材やギリシャ神話系題材も多いのでそっち方面の教養に薄いボクとしてはその手の詩は読み飛ばすしかなかったのだが、それでも十分に楽しめた。性の悦びをうたった官能詩も多いし。

ちなみに、エドワード・サイードが今年9月に亡くなった時、娘さんが父のお気に入りだったというカヴァフィスの「野蛮人を待つ」を朗読したそうだ。この詩はいい。ボクもかなり気に入った。また上述の「市」や「せめて出来るだけ」「認識」「隣のテーブル」「絶望して」など、わりと初期の詩が好きかも。

2004年01月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:詩集・歌集など

メニュー

satonao◆satonao.com
メールをくださる方は上記の◆の部分を@に換えてお送りください(スパムメール対策)。

メールをくださる方へlinkyuko昼メシ連載

明日の広告
「明日の広告」
(アスキー新書)新発売!
くわしい内容などはこちら

沖縄上手な旅ごはん
「沖縄上手な旅ごはん」文庫版 (文春文庫)発売中!

人生ピロピロ
エッセイ集「人生ピロピロ」(角川文庫)発売中!

沖縄やぎ地獄
「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)発売中!

うまひゃひゃさぬきうどん
「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本)発売中!

 →著書一覧はこちらへ

Google Sitemaps用XML自動生成ツール

Special thanks to Minoru Yoshida, Yusuke Kitani.