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「図鑑少年」

amazon不思議な短編小説群だ。
基本的にはスライス・オブ・ライフなのだが、透明感がある文体の中に確固たるリアリティが感じられ、ふと遠くを眺めてしまうような、呆然としてしまうような世界に連れて行ってくれる。
非日常なんだけど懐かしいいろんな生活の断片…夢中で読んでいるうちに、ぐっと想いに浸ったり、中途半端に放り出されたり、著者の思うがままになっている自分を発見するだろう。
特に読者を連れ回したあげく最後にぽんと放り出す様がちょっとレイモンド・カーヴァーみたいで心地よい。印象的には「透明なカーヴァー」という感じ。まぁ極私的な印象なのだけれど。
1999年06月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310