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LV3「沖縄、基地なき島への道標」

大田昌秀著/集英社新書/660円

沖縄、基地なき島への道標
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サミットもあっけなく終わり沖縄は祭りの後の空しさに包まれている頃であろうか。結局、沖縄でサミットを開いた、という意味を活かせなかったのは、首相の責任でもなんでもなく、日本国民すべての意識の足りなさなのである(もちろんボクを含めて)。

99年の選挙で沖縄県知事から降りてしまった著者であるが、主義主張の一貫度合いは実に気持ちいい。
主張が一貫している政治家は好きである。意見を変えてはいけないという意味ではなく、なんというか背骨のしっかり具合、みたいなこと。そういう意味では著者の背骨の太さは好きである。前著作とあまり変わらない主張に、もっとやれ、もっとしつこく続けろ、と応援したくなってくる。

基地問題は複雑だ。県民も基地に(経済的に)頼っている部分はある。だから一概に著者の主張がすべて正しいとは言わない。
でも、基地を存続させるのであれば、日本はしょせん「独立国家ごっこ」なのであることを我々は認識しなければならない。日本は独立していないのだ。どこぞの属国なのである。経済はそのどこぞの国のために発展しないと困るのである。株主様のために働く社員なのだよ、我々は。
じゃぁ、独立するとしたらなにが必要なのか。それをいい加減真剣に考えたらどうだろう? もしくは属国で居続けるか? だったら早く英語を公用語にしないと。通信費も関税も大幅に下げなくちゃ。基地も全国に置かないと。

いや、皮肉ではなく、やっぱり中途半端なのだ、日本という国は。背骨が太くなりようがない。

2000年08月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:時事・政治・国際

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