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「ベートーベンの耳」

amazonベートーベンの耳は聞こえていた!
二重構造を持った本で、基本的には著者の難聴者としての半生記。
聴覚障害者の生活を迫真の記述で読ませる。そしてそれと並行して、ベートーベンの耳についての推理が進行していく。
楽聖ベートーベンは実は耳硬化症(著者の病気)であって人の声は聞こえにくくともピアノやオーケストラの音は聞こえていたのだ、ということを自らの経験を元に読みといているのである。たいへん興味深かった。「ベートーベンは耳が聞こえなかった」という史実に何の疑問も挟まなかった自分が情けない。全く聞こえなかったはずがないのだ。
まぁベートーベンに興味がなくても聴覚障害者の実感部分を理解するために読んで欲しい本ではあります。
1997年10月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310