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「私の部屋に水がある理由」

amazon1993年に出た単行本の文庫化。
まぁずいぶん前の本ですね。題名が素敵なのと、久しぶりに著者のエッセイが読みたくなって買った。いくつか記憶があるエッセイがあるのはたぶん週刊文春に連載時のものだろう。本音で書く人は多いが、その本音の出し方が当時はわりと「目うろこ」的だったので印象深いのだ。そう、あれからこういう春菊タッチで書く人は増えた。ある意味、室田滋とかもそうかもしれない。
個人的には、常識に縛られている人生のつまらなさをよくわからせてくれるところが好きである。
常識って何なのさ。それにがんじがらめにされているボクって何なのさ。いや、著者に常識がない、という意味ではなく、彼女は実に平明に人生を見ている、ということ。あー、滑稽だろうな、そういう目で見ていたら。環境の違いもあるが、心底うらやましいのである。つうか、オレも見習おう。
あ、それと、文体も視点も違うが、その「人生を平明に照射する感じ」が菜摘ひかるに通じるものがあるとちょっと感じた。
2000年08月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
@satonao310