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「本屋はサイコー!」

amazon副題は「本を売る仕事はこんなに面白い」。
題名はタモリの懐かしい番組「今夜はサイコー!」のもじりかな。うーん、別にもじらなくても良かった気はするが…(つか、いまではネタ元がわからない人も多数いよう)。
佐野眞一の「だれが『本』を殺すのか」を読んで以来、往来堂書店の安藤店長(現在はbk1の店長)はかなり気になっていた。個人的に「本屋という商売」にすごく興味があることもあるが、旧来システムに対するブレイクスルー例としても興味があった。その著者による本屋奮闘記であるこの本は、そんなボクの興味を満たしてくれた点においては満足のいくものであった。
著者が本屋商売にはまっていく過程はおもしろい。書棚工夫やキャンペーンの張り方も、素人にわかりやすく、成功例としておもしろかった。読後、本屋に入るたびに書棚の並びをチェックしてしまう自分がいたりする。が、(贅沢かもしれないが)内容がそれだけなのが寂しい。著者の体温が伝わってくるような記述がもっとあったら、もっと共感は増えた。奮闘記というものは奮闘する人の体温が感じられないと単なるハウツーものに終わってしまいがちなのだ。その辺が残念。
2002年01月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310