自分なりのダウンシフト

2017年1月 1日(日) 13:38:00

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あけましておめでとうございます。
2017年もよろしくお願いします。

昨年は「不特定多数へのコミュニケーションから特定少数のコミュニティへ」という、自分の中での変換を実践してみた一年でした。

具体的には、さとなおオープンラボやゼミの卒業生を中心とした「4th」というコミュニティの運営です(現在約240名。今やってるラボ生が卒業すると約300人)。

4th・・・4番目という意味ですね。
familyという生活仲間、friendsという遊び仲間、workmatesという仕事仲間。それら3つのコミュニティの次に来る「目的仲間」という設定で名づけました。

まぁ、平たく言うと「家族とも、学生時代の友人とも、会社や仕事の仲間とも違う、第4のコミュニティ」でしょうか。

ラボは、世代も職種もライフステージも違う人々が通ってきてくれていて(広告業界は逆に少数派だったりする)、卒業後もとても仲が良いので、「じゃ、コミュニティにしてみようか」と思ったのが直接的なきっかけです。

意識的にその運営を生活の中心にして生きてみた2016年でした。

具体的には、トライブ(部活)や夜ラボ(セミナー)、そこから波及した食事や飲みや旅など。
自主的に企画を立ち上げてくれるメンバーも増えてきて、週に3つ4つは何かしらイベントがあり、そのほとんどに参加してみた感じ。

いんやぁ、楽しかった!

とはいえ何でもそうだけど、自分で実際にやってみないとわからんことも多かったですね。
強い紐帯と弱い紐帯の間にある「ちょうどいい強さのつながり」を目指してるんだけど、強さや距離感やフェア感がわりと難しく、試し試し探り探りやって来ました。

そういう「特定少数のコミュニティ」にフォーカスして活動してみたのは、大きく二つの理由があります。

(1) 人生100年時代に不可欠なそういうつながりは、意識して作らないとできないこと
(2)「伝わる」ためには、もう不特定多数へのアプローチだけでは無理であること

まだ道半ばではあるけれど。
なぜ、これらにフォーカスしてみたのかは、次回以降に少しずつ書いていこうと思います。


で、2017年。

今年は、このコミュニティをまめに手入れして育てつつ(エンベデッドネスが自分の中でのキーワード)、「自分なりのダウンシフト」を真剣に模索する年にしたいと思っています。

ダウンシフト(en:Downshifting)とは、生活様式に関する社会的な潮流・傾向の一つである。 過度な出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を日常から排し、よりゆとりのあるストレスの少ない生活に切り替える生活態度の劇的な変化を指し、また、そうした生活態度は減速生活と言われる。
ダウンシフト - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ダウンシフト


ダウンシフトと言っても、このWikipediaにあるような劇的な変化にするつもりはなく、また、成長や競争やストレスを否定するつもりもありません。

物質主義を過度に否定する気もないし、ミニマリストになる気もない。

いわゆる「オーガニックでナチュラルな生活」をストイックに追求する気もさらさらありません。
現代的な娯楽も刺激も、ジャンクも都会の喧騒もそんなに嫌いじゃないし。

また、自分の人生を下り坂にする気もありません。
相変わらずの「80歳ピーク説」。25年後くらいにピークを迎えられるよう、じわりじわりと上り坂を上がっていこうと思っています。

そういうことを前提とした上でのダウンシフト。
つまり、自分なりのダウンシフト。

「身の丈」を大事にして、シンプルに、そして気持ちよく快適に生きる方策を、真剣に探すこと。

それが2017年の目標です。
数年後にはそういう「自分なりのダウンシフト」が達成されているよう、真剣に探し、試し、着々と準備を進めたいと思っています。

幸いなことに、年末に夫婦で何度も話し合い、夫婦としての方向性もだいたいその方向で合致しました。

今年は一人娘も卒業&就職し自活します。
つまり「子供を育て上げる」という夫婦共通の目標が達成されたので、放っておくとバラバラな意識のままの夫婦生活が始まってしまいます。だから時間を何度も細切れに作ってゆっくり「意識合わせ」をしていきました。

だから、正確にいうと、佐藤家なりのダウンシフト、ですかね。

こんな佐藤家ですが、娘も含めて、みなさま、今年もよろしくお願いいたします。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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