ひとりでやってる人って、みんなこういうの抱えてるんだなぁ

2014年2月10日(月) 18:15:26

前回のブログでは「海老蔵の『にらみ』で風邪退散!」なんて脳天気なこと書いてるけど、実はあのあとインフルエンザA型に罹り、一週間ほど寝込むはめに。

そのうえ、スタバでコーヒーを真っ白なデニムにこぼしてダメにしたり(妻にたいそう怒られた)、夜中の交差点を歩いていたら全速の自転車とぶつかってはね飛ばされたり(妻に報告しても関心を示さなかった)、なんつうか「海老蔵てめえ、、、」とか八つ当たりさえしてるくらいでw

で、まだ咳は残っているものの、ようやくなんとか普通の体調に戻ってきたのが、今、です。
FBなどでお見舞いいただいた方々、ありがとうございました。

しかしなんというか。
仕事仲間はいるものの、会社を独立するっていうのは「基本ひとり」ということ。

その状況で「ひとりで一週間くらい寝込む孤独感」というのは、なかなかたいしたものですね。ちょっと底なし沼的だった。ボクにしては珍しく、かなり落ち込んだりした。

たぶん、会社を独立して初めてちゃんとした病気になったので、そういう気分も初体験。
あー「ひとりでやってる人」って、みんなこういう不安と寂しさと荒涼感を抱えているんだなぁ、と、いまさらながらにわかった感じ。サラリーマン時代には見えなかったことがホントたくさん見えてくるなぁ。。。いろんな人に失礼したなぁ。。。

これ、60歳とか65歳すぎて定年になった人とかも、わりと切実かもしれない。
社会との絆を一方的に切られたうえで、社会の片隅でひとり寝込むこの感じ。自分が関与していない世界が、勝手に回り続けるこの疎外感。年とって体力も予想以上に衰えて、いまから社会に戻っていく気力もなくなっている自分がわかるだけに、疎外感も強くて・・・

まだ若くて気力あるボクなんかでも、あの底なし沼の孤独から戻って来にくいんだから、年齢行って気力なんかが一度衰えた後だともっと大変なんだろうなぁ、と、なんだかカラダで理解できたような気がした一週間だったのでした。インフルエンザよ、ありがとう。

というか、仕事や地位にしがみつくご年配を「老害!」とかレッテル貼って一方的に責めちゃうときがあるボクだけど、彼らはしがみつきたくてしがみついているというより、「あの底なし沼に一度落ちたらもう帰って来れないであろう自分」を知っているから、底なし沼に落ちない自衛策をとっているだけなのかも、と、ちょっと思った。

もちろん、たった一週間の表面的な想像だけど。
ご年配の方々、そして年をとっていく自分について、少し違う視点から見られるようになったかも。

てなことで。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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