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天才ハッカーとライフワークが一致した

2013年7月23日(火) 11:06:14

先週だったか、23歳の天才ハッカーと打ち合わせをした。

大学生のときから有名な人みたいで、幼稚園でタイピングマスター、小3でプログラミングデビュー、小6で学校のネットワークをハッキング、とかいう伝説を残しているヒト。

とか書くとちょっと怖いが、実際に会うと実に柔らかな感じのいい青年で、いまやホワイトハッカー(防御のプロ)として大手サーバーのセキュリティなども引き受けるインフラ会社をやっている。

で、彼のライフワークは「防災」だと言う。
石巻出身ということもあるのだろう。ボランティア的にさまざまな活動をやっている(たとえば東日本大震災時のヤシマ作戦アカウントであり、日本一早い防災情報を発信している @UN_NERV とか)

30歳近く年齢が離れているのに、お互いのライフワークが一致した!

ボクにはいま「自立式(自治体の税金や助成金に頼らない)民間防災ネットワーク」のアイデアがある。
で、いくつかの県に自主提案を行った結果、ある県でまずその企画が動きつつあるのだけど、そのオリジナルな仕組みを動かすにあたって、ある方に相談したらその天才ハッカーを紹介してくれたのである。

ハッカーの5分はオレの5時間に相当する。
と、自分に言い聞かせ、いただいた貴重な時間を無駄にしないようカラダに糖分入れて血糖値を上げ、脳を十倍速状態にして彼のオフィスに向かったのだけど、途中であまりの酷暑に負けてタクシーに乗ってしまい、渋滞に巻き込まれて20分も遅刻していくというダメダメ具合を発揮。あー、彼の20分はオレの20時間。すまんー。

オフィスは新宿。
いかにも頭の回転が速そうな23歳がふたり待っていてくれ、ニコヤカに話を聞いてくれ、あっという間にポイントを呑み込み、ちゃんちゃんちゃんと会議終了。おー、なんだか前に進んだぞw

途中おもしろかったのは、ボクが「電通に25年間勤めていた」と言ったとき。

それまでめまぐるしく動いていた彼らの脳みそが一瞬停止したのがわかった。

絶句し、笑顔がひきつり、遠い目になる彼ら。

「あ、そうなんですね、、、同じ会社に、、、25年、、、って、、、長いですね、、、」

驚かせてスマンw
もちろん社会にはそのくらい長く同じ会社にいる人がたくさんいるのは彼らも知っているのだろうけど、いざ目の前でそう言われてみると、気が遠くなったのだと思う。自分が(すごいスピードで)生きてきたすべての月日より長いあいだ「同じ会社」にいた・・・彼らからしたら永遠に思えたんだろうな。

自分が干からびた化石のように思えて一瞬たじろいだが、考えてみたら別に彼らとかぶる必要はない。
逆に「同じ場所で25年も動き回ったオレ」だからこそ出来ることがある(あるか?w)。まぁでも多少は違う価値を提供できる。

若き天才ハッカーたちと、違う価値を感じあえたうえで、同じライフワークでがっぷり組めたらおもろいなぁ。

負けない価値を提供できるよう成長の速度を上げよう、と思った1時間だったのでした。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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