ある結婚式での出来事
2013年4月 6日(土) 17:51:39
15年くらい前だったか。
プロの有名カメラマンと飲んでいて、打ち明けられた。
「実はわたし、ある結婚式で撮影を頼まれて、親族全員が揃った記念写真を撮ったことがあるんです。そしたら新郎の肩越しに不思議な影が・・・ではなくて、ええとですね、実はフィルムを入れ忘れて、何も撮れてなかったことがあるんです」
「え! 結婚式の記念写真で! フィルム入れ忘れ!」
「ええ。プロでもたまーにあるんです」
「・・・いや・・・それは・・・取り返しが・・・」
「そう、帰ってから気がついたので取り返しがつかない。謝ってももうどうしようもないことで・・・はは」
乾いた笑い。
もう遠い過去のことながら、死ぬほどつらそうな顔をしていた。そりゃそうだ。
それがどれだけ大問題になったか容易に想像はつくし、新郎新婦としても「一生の思い出が実は撮れていなかった」と知ったときの驚きと哀しみはいかばかりだっただろう。
それ以来、CM撮影とかでもフィルムがちゃんと入っているか確認するようになったし(たまにフィルム入れ忘れというウソみたいなことが起こる)、結婚式やそのパーティに参加するまえ、なぜかこのエピソードを思い出して「そんなことが起こらないといいな」と願う。
今日はかわいい後輩かつボクの娘の家庭教師をしてくれた女の子の結婚式である。
今日はこんなことが起こりませんように。
