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なんてことのない作業がこの世界を回り回って

2012年12月22日(土) 21:11:58

ボクがほんの少し関係して、ふたつのカップルが生まれた。

ひとつは7年前くらいに習っていたボクの娘の家庭教師の先生。
とても、とてもとても性格のいい女の子で、当時大学3年生だった。

で、ボクの影響も少しはあると思うのだけど、彼女はボクが元いた会社、電通に就職した。いや、まぁ影響といっても少しだろうけど。就職前に相談に乗ったり、クリエイティブのコツなども少し話をしたり。

その彼女が、11月25日、電通の男性と結婚した。

先週、ボクにその男性を紹介してくれた。
若いカップルに会って、なんだか照れて多弁になってしまったボクであるが、どうにもこうにもうれしかった。

こんなとき、なんとなく、ミスチルの「彩り」という曲を思い出す。

 なんてことのない作業がこの世界を回り回って
 どこの誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく

影響なんかまったくないかもしれないけど、意図せず無意識にしたことが、回り回って誰かの幸せを作っていく。
なんとなくそんなほんわりした幸せを感じたりした。


・・・もうひとつは助けあいジャパン生まれのカップル。

彼らは先週の12月12日に入籍した。こちらはもうちょっと直接的な関係ではある。

助けあいジャパンは、311の翌日、ボクが元官房副長官である松井孝治議員に「情報はライフラインです。民と官を連携させたサイトが必要です」とメールを出すことから始まった。

で、3月13日に内閣官房にループスの斉藤徹を誘ってプレゼンに行き、ツイッター上で「なにかしよう!」と叫んでいたドリームデザインの石川淳哉(そのときまだ一度しか会ったことがなかった)に声をかけ、プロジェクトを一気に垂直立ち上げしたのである。

新婦はその斉藤徹の会社の社員で、このプロジェクトに深く参加した。
新郎はその石川淳哉の知り合いで、このプロジェクトに深く参加した。

出会うはずがなかったふたりが助けあいジャパンで出会ったのである。

あのとき、ボクが送信ボタンを躊躇の末ポチリと押さなければ、このふたりはたぶん出会わなかった(たぶんだけど)。


・・・って、オレのおかげ、とか言っているのではなくてw

ボクがなにげなくしたこと、ボクがちらっと話したこと、ボクがこの世に存在したこと。
それらが回り回って誰かの人生に影響を与え、幸せを作ってゆくこの感じ。。。

そう、こうして存在しているだけで、思いがけず、誰かの幸せを作ったりする(ま、もちろん逆もあるわけだけどw)。

なんかそんな実感というか手触りというか。
ちょっと「生きていく勇気」「前を向くチカラ」を与えてもらった出来事だったわけです。

えーと、そんだけw(照)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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