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ボクが人生をかけて伝えたいこと

2012年11月23日(金) 20:38:14

自殺や絶望や引きこもりを止めるのは同情や理解ではきっとない。不幸をわかったつもりになることでもきっとない。

それらを救うのはきっと人生の楽しさだ。生きていると楽しいこともあるかも、外に出るとうれしいこともあるかも、あんなこともしてみたい、こんなこともやってみたいと思う希望だ。希望こそが幸福だ。

だからボクは自分ができる範囲で精一杯人生を愛し、超楽しみ、おもろいことをたくさん経験し、その一端をヒトに精一杯伝えたい。「人生ってこんなに楽しい!」「年とるのも超楽しい!」「悔しかったら大人になってみろw」と伝えたい。

ボクの「発信」の原点はこんなようなことだ。
そんな想いでサイトを18年近くやってきたし、誰に頼まれたわけでもないのに、うまい店やおもろい本、おもろい出来事などを毎日のように綴ってきた。

そして、自分がやって楽しかったことをヒトにわかりやすく伝え、その快楽をつないでいくのは、ボクの超得意分野なのである。

なのにここ1年半、そのことをちょっと忘れていたかもしれない。

「東日本大震災→真摯な支援な毎日」「原発やら政治やら→深い憂国気分」「独立→食っていくために真面目に仕事しなくちゃ」「広告業界の大変化→コミュニケーション変革を推進しなきゃ」とか、必要以上に生真面目に思考することが増え、この超得意分野を無意識に“封印”していたのだと思う。そしてそんな生真面目スパイラルに心がかなり蝕まれていたんだと思う。

今週火曜早朝。
有楽町駅から国際フォーラムを抜け、TOKIAに向かって横断歩道を歩いているときに、ふと「わかった」。

「つらさ」や「疲れ」の出所が突然わかった。スパイラルから出られない理由がクリアに見えた。自分が何を見失っていたか、青空を見上げながら歩いているときにカラリと氷解した。

ブログの更新が滞り始めたのも理由がわかった。
独立して何がやりたいかも思い出した。
自分がどれだけいろんな感情に蓋をしていたか、ようやく認識できた。

長い長いトンネルだった。
ずっと違和感に悩んでいた。

でも、もう大丈夫だと思う。
その瞬間以降、まるで「別人」だ(当社比較)。

そういえば、阪神大震災の直後とか、ブッシュの戦争の直後とか、不幸なことが起こるとわりとすぐ生真面目になり、見事に“封印”しちゃうんだよな。でももう“封印”しない。大丈夫。うん。いま心の奥をのぞき込んでみたけど、やっぱり大丈夫。

写真は、その瞬間に見ていた景色。
忘れないように、そしていつでも思い出せるように、パチリとな。
そのとき聴いていた曲はミスチルの「HANABI」。
あれ以来、ちょっとヘビーローテーション。もう一回、もう一回。


ちなみにブッシュの戦争のころ、こんな記事も書いていた。「私の快楽主義」
冒頭の文章はそこから少し引いてみた。久しぶりに読み直して、そのころの気分を思い出した。うん。でももう大丈夫。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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