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父の傘寿祝いで思ったこと

2012年7月 8日(日) 20:12:23

傘寿といったら80歳である。80年間、父は生きてきた。

若い頃、ボクは、年齢を経れば誰でも自然と「大人」になるものだと思っていた。
年月が経てば誰でも普通に「成長」するものだと思っていた。

20代、いや30代でもそんな甘いこと考えていたんじゃないかな。

そしていつしか気づく。
自然になれるわけじゃないんだ。大人になるのも成長するのもきちんとした積み重ねがいる。ちゃんと練習し続けないとうまくならないように、きちんと努力する長い地道な時間がいる。それをちゃんとした人だけ、魅力的な大人になっている。

50代くらいになってくると、そのあたりをさぼった人とさぼらなかった人の差が歴然と開いてくる。悲しいことに。

でも、不思議なのは、80歳くらいになると、そのあたりの差がまた縮まっていくように見えることだ。

なんか、大人になる過程で子供な部分を大切にしたかどうか、成長しつづける過程で成長しない自分を大切にしてきたかどうか、そんなことが80歳くらいになると大切になってくる感じ。

父はそういう意味で、きちんとした50代を経て、そのうえでいい80歳になったんだな、と、昨晩思ったです。

なんかうまく言えないんだけど。
そして口頭で(年下のボクが)伝えるには失礼すぎるので言わないけど。

写真はその席でいただいたアワビと冬瓜のお椀。絶品でした @「まき村」(大森)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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