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悲しくてやりきれない @沖縄

2012年3月 9日(金) 14:44:09

ちょっと理由があって沖縄に急に来た。

その理由については、詳細がわかり次第、また書きたい。人の死が関係したことなので不正確には書きたくない。まだ情報が不足している。でも、とにかく、朝そのことを知り、予定を放り出して昼前の便に乗った。その死んだ人とボクを実の息子のように思ってくれている大切な人の横にいないといけない。

沖縄と言えば、上間綾乃という沖縄の歌い手が「唄者」というタイトルのCDで近くメジャー・デビューする。

最初、メールでぜひ聞いてみてと言われ、YouTubeにアップされている彼女の唄を聴いた。

それが上の動画「悲しくてやりきれない」である。
一聴、心の中で溶けたものがあった。あの名曲がボクの中で違う意味を持った。歌が心の柔らかいところに直接響く。これは、歌というより「体験」に近い。

その上間綾乃のデビューお披露目ミニライブがある、ということで、青山スパイラルの地下「青山CAY」に行ってきた。

ライブでの印象は「とても言葉を大切に唄う人である」ということ。
言葉ひとつひとつ、ものすごく想いを込める。ひと言も聞き取れない琉球言葉なのに、それが直接心に届き、気持ちを震わせる。キーボードを弾いていた井上鑑が言っていた。「歌が人を選ぶ」。その意味がよくわかった。

小2から始めた唄三線のエピソードを絡めながら(デビューとは思えないくらい堂々と落ち着いてゆっくり話す)、たった45分のミニライブなのに、完全に彼女の唄世界を作っていた。

デビューは5月23日らしいが、上間綾乃(うえまあやの)、せっかくデビューの場に居合わせたし、ちょっと聴き続けてみたいと思う。

さて、もう一度、曲を聴こう。

本当に、悲しくて、やりきれない。

沖縄の空もいまにも涙雨。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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