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パーソナル・スタイリストとショッピングしてきたぞ

2012年2月25日(土) 21:37:20

2011年は、会社を辞めて独立したことと東日本大震災支援活動が重なって、本当に余裕がなかった。

会社を辞めてやろうとしたこともほとんどできず、余裕がないまま怒濤の支援生活に突入した。もちろん若干の仕事や多くの講演もやったのだけど、「やった」というより「渦に巻き込まれてそのまま流されてほとんど溺れた」に近いw

このことはボクの人生のいろいろなところに影響を与えているのだけど、そのうちのひとつ(小さいことのようでいて実は大きなひとつ)が、「服を買う時間も余裕もなくなった」ことである。

電通に勤めていたときも、そりゃ激務で有名な会社でもあるし、余裕はあまりなかった。
でも、ちょっとショップに寄ったり、セールに行ったり、新作をわざわざ見に行ったりはできた。今考えると余裕ありまくりw 去年はそれができなかった。だから服も買えなかったし、そうこうしているうちに「どういう服がINなのか」もわからなくなり、そのうち服にだんだん気を遣わなくもなってきた。ファストファッションで間に合わせるようになってきた。

いかん。いかんいかんいかんいかん。

と、そこで「ピンチはチャンス」という言葉を思い出し、「いっそのことファッション・ライフを改善するチャンスではないのか」と思うに至ったのが年末である。

そう、なんとなく気まぐれで脈絡なく買っていたファッション生活を変えよう。
自分に似合うものはなんなのか、どういう方向性を目指すべきなのか、独立してより「個」を晒して生きていることにしたこの際、もっと真剣に考えてみよう。

で、検索した。

いわゆる流行の「パーソナル・スタイリスト」というヤツである。
だれか、ボクにファッションのコツを教えてくれ、服を一緒に選んでくれ、コーディネートやバリエを作ってくれ!

ただし、得てしてこういうのは「がんばっちゃっているファッション」になりがちだし、スタイリストもそういうのを提案しがち。それはマジでイヤなのだ。というか、瞬間風速的にオシャレさんになっても意味がない。継続できる方法論、それが欲しい。つまり、予算的にも気持ち的にも納得して継続できる、ボクにあった自然なやり方。それが欲しい。

団体でやっているところは、カウンター内に何人も職人がいる鮨屋といっしょで「誰に当たるかで全然違ってしまう」のでカット。個人ひとりでやっている人で「がんばっちゃっているファッション」にならなそうなパーソナル・スタイリスト・・・

そうして「Liltin'」というページでなんとなくポチリと申し込んだ。
検索しまくっているうちによくわからなくなり(だっていっぱいある上に、実際にはお見合いみたいなもんで、会ってみないとわからないからね)、最終的にはわりと適当に「変なことをしなさそうな人」として選んだのだけど、植村美智子さんに会って話を聞いたりしていてだんだん信頼感が増していった。なるほどー。「オシャレ」というのはそうなっているのかー。

パーソナル・スタイリストはこんなことをしてくれる。

・お見合い(会って話して模索しはじめる)
・ワードローブチェック(家に来て今持っている服を見てもらう。どれを捨ててどれを活かすか決める)
・いっしょに買い物(試着をくり返し、予算の中で一緒に買う)
・仕上げ(家で、手持ちのものとも合わせてバリエを作っていく)

いやー、この中の「いっしょに買い物」フェーズでは、実に8時間、有楽町〜銀座〜丸の内を歩いたよ。こんなに長い時間ショッピングしたのは生まれて初めてだ。試着をくり返しすぎて腰を悪くしたくらいだw

とはいえ、今は季節の変わり目でショッピング的には難しい時期。
春物コーデやバリエは作れたが、あと少し続く冬物が買えてない。だから急にファッションが変えられるわけではない。近々お会いする方々、いつもといっしょのボクですw

でも「春には変わる」。はず。
まぁゆっくりとだけど、ちょっと違う方向性に行く。

具体的に言うと、ヨージやイッセイからギャルソンへ行く。そこにマルジェラが少し入る。これって人生の方向性転換に近いよねw でもスタイリストといろいろ話した結果だ。腹据えた。

というか、ワードローブを相当変えていくので、予算的に追いつかないのが現実だ。

3年計画だな。
ゆっくりワードローブを変えていく。いままでのお気に入りも少しずつ捨てていく。そんな過程。楽しもう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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