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篠山紀信さんと組んで iPadアプリ

2012年2月27日(月) 17:16:54

一昨年からじわじわとiPhoneアプリやiPadアプリを仲間たちと作ってきているが(「ハーブ&ドロシー」「アメリカン・バレエ・シアター」「i8nohe」)、もうひとつ、年末にリリースして告知タイミングを失っていたものがある。

カメラマンの篠山紀信さんと組んだ「KISHIN VS.」というアプリ・シリーズ(リンク先は出来たてほやほやのフェイスブックページ。いいね!を是非)。

篠山紀信さんの名作写真集をアプリ化していこうというプロジェクトで、その第一段として、名作中の名作を取り上げた。

カリスマ・ダンサー、マニュエル・ルグリのiPadアプリ写真集である。
題して「KISHIN VS LEGRIS」

ルグリは、まぁバレエ・ファンなら知らない人はいないと思うが、バレエ・ファンならずとも顔を見れば「あぁあの人」とわかるくらいは有名な人。誰ひとり「彼が世界トップにして最重鎮」ということは否定しないだろうダンサーのひとりだ。

その彼を、全盛期の2000年に、篠山紀信がパリ・オペラ座で撮り下ろした幻の写真集に「ルグリ・イン・オペラ」というのがある。

当時、そのフルヌードも含めて話題になったが、ヌードなんかより、その芸術性の高さがすごい。当時見たとき手が震えた。本当に名作だと今でも思う。その写真集をiPadアプリ化したのである。これは(プロデューサーである度会輪子さんのご尽力もあり)篠山紀信さんへの自主提案となった。

紀信さんとは初対面で、この写真集のアプリ化をお願いしに行ったときの緊張はいまでも覚えている。でも、新しいものにとても敏感かつ積極的な大御所である。すぐに理解してくれ、「あとはキミたちのクリエイティビティで、よろしくネ」と任せて下さった。

オッケーが出たら出たで緊張。
この幻の名作写真集を手がけるのは勇気がいる。

2000年に限定出版された書籍版はすぐに完売。すでに絶版だ。古書市場では普通に3〜6万円で取引されているほどの人気の作品である。iPadアプリとしてはちょっと高いが(3500円)、相対的には異様に安い値段での発売となる。超お買い得だとボクは思うです。

紀信さんが保存していたポジから、書籍版では未発表の作品も数十点掲載できた。デザインやユーザビリティも一流の仲間たちを得てがんばった(ボクは最初のプロデュースとディレクションのみ)。

iPadをお持ちの方、ぜひいかがでしょうか?
これがまぁまぁ売れていくと、次に、アレとかアレとかアレが出せるかもしれない。紀信さんの名作はとてもたくさんある。ぜひいろいろ作っていってみたいと思っとりまっす!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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