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八戸の「はっち」のアプリ i8nohe

2012年2月22日(水) 9:33:36

八戸の中心部に「はっち」というポータルミュージアムがある。

これが、この手の行政主導「箱物」としては奇跡的にすばらしい出来で、オープンから1年経った今でも活気に溢れ、観光客はもちろん市民の間でも愛され続けている。

職員もやる気に満ち、次々と新しい企画が立ち上がっている。「はっち」内のフリースペースは市民のたまり場になっているし、企画の成功率も驚異的に高いし、市民ボランティアによる案内も機能している。素晴らしい成功事例だと思う。

ちなみに、その「はっち」、ちょうど一周年の2月11日のその日に、累計入館者数が88万8888人を記録したらしい。素晴らしいな。八戸の地で1年でそれだけの入場者数もすごいけど(1日当たり2500人平均)、ちょうどその日にハチ尽くしというのがまたすごい! 888888 ←知らない方もいらっしゃるかもしれないが、これはパチパチパチパチと読み、拍手を表す。2ちゃん用語かツイッター用語か知らないけど。

この「はっち」の立ち上げのときにイベント「八戸レビュウ」を手伝わせていただいた。それ以来、八戸にはずいぶんと縁が出来た。

「八戸レビュウ」についてはこのさなメモでも何度か触れた。たとえばこことか。
「88人の八戸市民ライターが、88人の八戸市民を取材して文章を書き、旬の写真家がその88人の写真を撮り、文章と写真のコラボレーションを展示する」という企画で、八戸人を通して八戸のリアルな姿と魅力が浮かび上がってくるという画期的なイベント。ほとんどインスタレーションに近い。

ボクは、その市民ライターたちを文章講座で教えたり、トークイベントを梅佳代さんとしたりくらいしかしていないのだが、実はアプリ制作・監修もちょっとだけお手伝いした。

お手伝いといっても、制作は現地(八戸)で行われ、ボクは最初の方向付けと「食紀行」を小石原はるかライターに繋いで同行したのとしかやっていない。ほとんど全部を地元でがんばっている八戸のプロダクション(トライポッド)が作った。しかもとても少ない予算で。素晴らしい。

まだ改良中だし(地図上のボタンなどが見にくい)、コンテンツもこれから増えていくはずだが、無料なので、ぜひ一度ダウンロードを。これをきっかけに八戸を知ってくれるとうれしいな。

i8nohe

というか、この土日に八戸に行っていたが、このアプリの中の「はちのへ弁RAP」が地元では超ウケていた。もう居酒屋内がRAP音で溢れんばかり(笑)。でも、もしかしたらこれは八戸人しか楽しくないのかも。方言を普通に使っている彼らには実に楽しいらしいが、八戸人以外は何言ってるかわからんし。

でも、これ、DJコンテストでもすれば地元で盛り上がるかも。
きっともう意欲溢れる職員たちが考えているとは思うけど。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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