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ソーシャル・ウンコ

2012年1月27日(金) 17:38:20

いやさ、昔、谷村新司の「セイヤング」っていう深夜放送があってね、ボクが中学時代だから、もう35年くらい前かなぁ、そこでね、「百恵ちゃんと同じウンコをしよう!」ってコーナーがあってさ。

これ、「明星」だったか「平凡」だったかに「百恵ちゃんの今週の献立」みたいな小さなコーナーがあって、その週に彼女が食べたメニューが簡単に載っていたわけ。朝昼晩。目玉焼きとトースト、とか、カレーライスとヨーグルト、とか、アジの塩焼きとご飯、みたいに。

で、彼女と同じメニューを同じ順番で毎日食べ続ければ、憧れの彼女と同じウンコが出るはず! っていう素晴らしくおバカな企画でさー!

いや、マジ、企画者すごいなと。
うん、そりゃ厳密には違うだろうよ。まったく同じ料理じゃないんだから。でも、可能性高いじゃん? だいたい同じ構成のウンコが出るかもじゃん? 同じような匂いだってするかもじゃん?

というかこれってさー、とってもソーシャルメディア的だよねー。
離れたところにいる人たちがつながって、同じものを食べて、同じウンコをする…。

言うなればソーシャル・ウンコだよ、ソーシャル・ウンコ!
ウンコをめぐる弱い紐帯! 同じウンコという共感!

で、ボクたちだ。

今日ボクが「般゜若(パンニャ)」でカツカレーを食べて、その写真をお昼時にフェイスブックとツイッターにアップしたことで、キミたちもカツカレーを食べたわけでしょ? 写真を見て、どうしても食べたくなっちゃって、わざわざカツカレーを食べに行ったわけでしょ?

でもって、夜はこうして一緒に「ほていさん」であん肝鍋を食べている、と。

ということは、ボクたち、明日、ほとんど同じウンコが出るんだよ! そう、ボクたちはソーシャル・ウンコな関係なんだよ! 明日トイレで「共感」が生まれるんだよ!


・・・バカすぎる。

貸切の座敷とはいえ、イマドキの「なんでもソーシャルつけて喜ぶバカ」みたいな超軽薄かつお恥ずかしい会話を大声でしてギャーギャー笑ってたのはボクたちですw すいませんすいませんすいません。

まぁソーシャルメディア勉強会みたいな集まりの新年会だったので、座敷の各所でそういうノリで大笑いしながらいろんな話をしていたわけだけど。

ただ、その宴会の〆で若者が「いいね!一本締め」を提唱し、いい大人が大勢で「いいね!」で締めたのは内緒だ。恥ずかしすぎてヒトには言えないw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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