良いソーシャルグラフ 〜さとなおゼミ最終回

2011年11月 2日(水) 7:59:13

昨日は講義を二本。

午前中は学習院大学で「プレゼンテーション」の講義。
ソーシャルメディア時代の個のあり方について、1時間半、かなり熱を入れて講義をした。これから30年40年50年と生きていく学生にとって、とても大切なことなので、懸命に話した。伝わったかな。30人相手の小さな教室なのに喉ががらがらだ。

夜は「さとなおゼミ」最終回だった。
青山ブックセンター本店のイベント企画で、5回シリーズの少人数ゼミ「コミュニケーション・デザインをしたい人のためのさとなおゼミ」というのを隔週で受け持っていたのである。その最終回。

参加者は20名。みんなものすごくモチベーションが高く、講義を毎回食い入るように聴いてくれる。だから初回からボクもテンションが上がり、かなり熱めの講義をしてきた(つもり)。

最初の3回は座学講義だった。
コミュニケーション・デザインをしていくための基本の基本を、なぜそうしないといけないかというところから説き起こす6時間(2時間×3)。2回目の夜からは毎晩「アフター講義」でみんなと飲みに行くことが恒例となった。毎回21時半から終電まで、安居酒屋(主に青山「なかにし」)で質問攻めにあった。コミュニケーション・デザインにおいて「伝えたい相手」の設定が一番大切なのだが、それがどうにも難しいらしい。まぁ確かにそこが一番難しいし、そこで初動を間違えるとアイデアはいいけど伝わらないダメ企画になる。

で、4回目は「青山ブックセンター本店の売上増加」を課題に、20名を4班に分けてコミュニケーション・デザイン演習をした。

4回目が演習で5回目にプレゼン発表大会、と考えていたのだが甘かった。
各班、熱い議論が収束せず、結局、4回目と5回目の両方を使っての企画演習。初対面のみんなが集まって、伝えたい相手を探し、伝え方とアイデアを出し合う。見る見る成長していっている。

で、特別に6回目のスペシャル・ゼミを開いてプレゼン大会することにした。
青山ブックセンター本店さんのご好意で会場も借りることができた。みんな昨晩のプレゼン大会に向けて、この1週間はホントに大変だったらしい。徹夜した人もたくさん。ここまで熱心に学んでくれると本当に教師冥利に尽きる。でもそうやって修羅場をやると、ホントに成長するんだよね。

実際、先週はまだ全然まとまってなかったのに、4班とも完璧に企画書やアイデアをまとめてきたのが見事だった。「伝えたい相手」の考察・設定もちゃんとできている。企画書としてもよくできている。どの企画も実行すれば効果がありそうだ。すばらしい。

こうして「揺るぎない土台」さえしっかりできれば、その上で「踊る」のは簡単。やんちゃに踊っても土台ががっちりしているので大丈夫。みんな土台ができないままに踊ろうとするから伝わらない企画になってしまうだけ。

打ち上げの飲み会(またしても「なかにし」)はとても盛り上がった。
サプライズもありw、みんな学生みたいなノリで飲んで遊んだ(ちなみに年齢は30歳〜45歳くらいかな)。なんのつながりもなかったみんながこうして混じり合い、長い友人になっていく。楽しいね。

こういう「良いソーシャルグラフ」は本当に大事にしないといけない。みんなも、だけど、ボクも。ぜひこれからも一生おつきあいしましょう。ありがとうございました。


ちなみに、11/6に同じ「青山ブックセンター本店」にて、「佐藤尚之の、明日のための質問箱」というのを行います。新刊「明日のコミュニケーション」を読んでくださった方のさまざまなご質問に答える会です。どうぞおいでください。

ちなみのちなみに、またちゃんと告知させていただきますが、11/9に「明日のコミュニケーション」×「ソーシャルシフト」出版記念 〜助けあいジャパンチャリティセミナーもします。
ソーシャルメディアの第一人者・斉藤徹くんが新刊「ソーシャルシフト」を出すことに伴い、一緒にチャリティセミナーをすることになりました。参加費は3.11復興支援プロジェクト「助けあいジャパン」に寄付させていただきます。よろしくお願いします。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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