ベクレルとシーベルトの違い、子供に説明できますか? 〜MOJO更新

2011年11月 6日(日) 12:19:06

「新しい風穴になるといいな」という記事でその趣旨をくわしく書いた「MOJO 〜モニタリングや除染のことを大臣や省庁や専門家たちにいろいろ聞いてくるページ」が先週ようやく更新できました。

更新したのは「Q&A MOJOが聞いてきました」の部分。
「MOJO」の左側のメニューの「Q&A MOJOが聞いてきました」から入って、ぜひご覧ください。

サンプルとしてそこからひとつだけ、こちらにも転載しときます(上の動画)。「Q.放射能と放射線がごっちゃになってしまうのですが。」

他に、「Q.いまさらですが、ベクレルとシーベルトの違いを教えてください。」「Q.モニタリングってなんですか?」「Q.除染ってなんですか?」、全部で4つ、2〜3分ほどの動画で上がっています。

わかりにくいことをいろいろ質問してきて動画でやさしく伝えよう、正しく知って正しく怖がろう、という趣旨で制作を進めていますが、今回アップした超基礎編ですら、取材の繰り返しと頭の整理が必要でした。それで思ったより時間がかかってしまったのが現状です。

そう、論点をひとつに絞ってやさしくわかりやすく2分〜3分くらいの動画で伝えるには、放射能関連は難しすぎますね。注釈も多くつけたくなるし、誤解を避けるためのまわりくどい表現になってしまいがち。シンプルに整理して動画化するのがわりと大変でした(まぁ初回なのでトーン&マナーを決めるのにも時間がかかりましたが)。

超基礎編ですらこれだから、今後はもっと苦労することでしょう。でも続けますよ。メンバー一同やる気に満ちています。

え?
それにしても、さすがに超基礎すぎるって?
原発事故から7ヶ月でこれじゃ遅すぎるって?

いえいえ、考えてもみてください。
これから5年10年、いや一生、原発問題と我々はつきあっていくのです。まだたった7ヶ月です。全然遅くないです。というか、たとえばベクレルとシーベルトの違い、明確に理解できてますか? 子供に説明できますか? 10人いたら7人くらいは「えーと、、、」と説明に困ると思います。

上の動画のたき火のたとえで言うと、たき火の大きさ、つまり放射能をあらわす単位が「ベクレル」で、たき火から届く熱の量、つまり放射線量をあらわす単位が「シーベルト」なわけですね(くわしくは動画「Q.いまさらですが、ベクレルとシーベルトの違いを教えてください。」をご覧ください)。

まぁ毎回こんな、子供にもわかりやすいたとえが導き出せるか(もしくは教えてもらえるか)わかりませんが、なるべくわかりやすくなるよう、メンバーみんなで日々考えていきます。

「何をどう制作しようが、大臣や省庁に聞いてくるだけ無駄、絶対信用できない!」と怒る方もいらっしゃるでしょう。

でも、まず、政府がどう言っているのか、公表されているモニタリング・データや除染情報をどう読み取ればいいのか、それを知らないと正しい批判もできません。「どうせ隠してるんだろう」と疑うだけでは、いつまでたっても前を向いて進めません。

当事者意識を持って少しでも前を向けるよう、直接、国民が大臣や省庁や専門家に聞いていくこのプロジェクト。ご理解をぜひよろしくお願いします。動画はなんとか隔週更新を目指します。そして次回のスペシャル・インタビューは、福島の主婦が細野大臣に直接質問をぶつけるというものを予定しています。


ちなみに、除染活動が少しずつ始まり、「除染ボランティア」に行く方も出て来ました。

以下のブログ、読んでおいて損はないと思います。

福島市の「除染ボランティア」に参加しました 〜WADA-blog

危険なのか安全なのか、現場はどんな感じなのか、実際にどういう作業をしているのか、とてもわかりやすいと思います。ただ、もちろんとても繊細な問題ですので、行かれるかどうかは個人判断になりますが。

ちなみにこの作者の方は、3月に「助けあいジャパン」のボランティア・データベース構築をお手伝いいただいた方でした。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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