5000円の価値

2011年10月 5日(水) 8:14:10

昨晩は「アエラ」のビジネス・セミナーで登壇してきた。

参加費が5000円と高額なのに、たくさん参加してくださり(満席)、ありがとうございました。

実はかなりプレッシャーだった。
一回5000円。それだけの価値がある内容を自分はちゃんとしゃべれるだろうか。5000円といったらあのイタリアンで3時間しっぽり楽しめる。ディーゼルで新作Tシャツが買える。ドラクエ l.ll.lllのWii復刻版を買って計80時間くらい楽しめてしかもおつりが来る。

一回7000円とか一回10000円とかの講演もしたことはある。
でも、それは少人数で、しかも数回シリーズだったりする。つまり付加価値がつけられる。講師であるボクとも濃く交流ができる(それがうれしいかどうかは別にして)。

でも、昨晩のは一回ぽっきりの一期一会で5000円。しかも1時間30分と短時間。うーん、なんだか申し訳ないなぁ…。

主催者(アエラ編集長)に訊いたら、この「アエラ」のセミナーはかなり内容のレベルを上げて突っ走っても大丈夫、いやむしろ超難しいくらい高度な話で大丈夫、とのことだったので、コンセプトを「1時間30分、理解がついてこれてもこれなくてもいいから超盛り沢山に突っ走ってみる」ということに絞った。お得感で勝負してみようとw

で、愛想も無しでとにかく盛り沢山に話してみた。
普通ならこの半分しか内容を入れ込まない(その分、もっと丁寧に解説する)。とにかくボクが得ている最新知見をガガガと提供することをゴールにした。

で、ジャスト1時間30分でなんとか話しきった(ひへー)。
本当は質疑応答を入れて1時間30分、と言われていたんだけど、話だけで1時間30分。結局その後に質疑応答が30分くらいあったので計2時間になったのだけど。まぁ自分的には「なんとかお得感あったかなぁ」である。感想のツイートやメールなどを読むととても評判よかったみたいでホッとした。

つか、夜、フェイスブックでやりとりしていたら、ある人に「1時間30分で5000円なら全然ありでしょ」と言われた。

「だって考えてもみてくださいよ。大学の授業なんて、学費をコマ数で割ったら、1コマ(1時間30分)で2500円から3500円くらいするんですよ。しょーーーーもない先生のしょーーーーもない授業でも!」

なるほどー。
昨日の午前中、学習院で講義もしてきたが、あれも1コマそのくらいするんだよなー。
この授業はなんとかそのくらいの価値はある内容にしているつもりだけど、でも、あらためて1コマそのくらいと聞くと気合いが入る。だって2500円から3500円くらいといったらまぁまぁのフレンチでランチコースが食べられる。TSUTAYAで旧作を10本くらい借りられる。名作ドラクエVを買って40時間くらいは楽しめる。

というか、学生諸君、毎コマそのくらいお金を払っているって、自覚してる?w

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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