台風直撃。帰宅まで6時間。

2011年9月22日(木) 8:46:05

台風15号の被害が大きかったところとか(お見舞い申し上げます)、記録的豪雨だった石巻・女川とか(仮設住宅は大丈夫だったかなぁ)、そういう方々に比べると全然たいしたことはないのだが、なかなか昨晩は大変だった。

汐留で打ち合わせが終わったのが18時。外は大嵐。まさに台風直撃。

ネットで調べて大江戸線以外あらゆる電車が止まっているとはわかっていたが、タクシー乗り場も50人以上並んでいるし、そのうえタクシーが来る気配すらないし、まぁとりあえず様子を見ようと新橋駅方面に行って愕然とした。帰宅難民で溢れかえっている。諦めて地下街の地べたに座っている人もたくさんいる。大震災の311の夜のようだ。

こりゃ数時間はここに足止めだなぁ。どこにも行けないし。とりあえず飲みに行って台風から避難するか……。

幸い新橋だったので、銀座も近く、店はいろいろつぶしはきく。
しかもこういう日は予約が取れない名店もガラガラだったりする。すぐ電話した「鮨しみづ」はたまたま長期休暇を取っていてお休み。じゃぁ「鮨太一」は? と、電話してみたら果たしてガラガラだったw

「今日はキャンセルばっかりで…」と、ご主人明るく嘆く。
ボク的にはゆっくりお話しつつ飲めるのでありがたい。いや、しかし、この店はおいしいなぁ。

で、ツイッターに「銀座の鮨太一が取れたので、避難がてらひとり鮨。銀座が超閑散としている。」と書いて飲んでいたら、松井孝治さんが電話をくれ、合流してくれた。あちらも宴会がなくなったらしく急にフリーになったらしい。店も人もフリーになる夜w

代沢の小笹寿しの故岡田周三翁の思い出話とかしながら、ふたりでガンガンに飲んでいたら、JRが動き出した、との報。

適当に〆て、駅に向かうもまだまだ悲惨な状況は変わらず。もう駅から人が溢れ出ていてまったく動きが取れない。いやぁ参ったなぁ……。

死ぬ程のラッシュに揉まれ、行けるところまで行った。こういう日に限って荷物が重い。しかも飲み過ぎたw

乗り換え駅のあまりの混雑に乗り換えを諦め、そこで電車を諦めて徒歩に切り替え。約2駅分、歩く。
311の夜のように、歩道は徒歩帰宅の人々で溢れかえっている。千鳥足っぽいボクは「もう死ぬー」とか思いながらえっちらおっちら一歩ずつ進んだ。iPhoneでユニコーンをかけて自分を励ましながら。

結局、家に帰り着いたのは24時。
打ち合わせを終えてから6時間。鮨屋を出てから4時間弱。マジで疲弊。ひへー。

それにしても今年は「自然」が日本をいじめるね。
こうまで続くということは、やっぱりなにかの大きなターニングポイントなんだろうなぁ、とか思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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