入稿完了! そして4ヶ月ぶりの休日

2011年9月19日(月) 11:50:58

あー寝た。よく寝た。久しぶりに寝た。

この土日はマックにもほとんど数分しか向かわず、寝て、食べて、寝て、寝て、アマゾンから送られてきたばかりの「ドラゴンクエストI・II・III」をやって(「ドラクエl」は一日で終了)、また寝て、「アメトーク」の録画を観て、「勇者よしひこ」の録画を観て、また寝て、食べて、寝て、寝て、「下町ロケット」を読了して、寝て、寝て……。

久々の「ザ・休日」を二日もさせてもらった。なんという贅沢。

ここ数ヶ月、土日もなく働いていたので、いわゆる休日としては4ヶ月ぶりだ。「気持ち的にフリーな1日を過ごせた」という意味ではなんと1年ぶりなのだ。

そう、ついに入稿したのである。
「明日の広告」の次の本、「明日のコミュニケーション」の再校を、金曜に戻したのだ。正確には念校があるが、それは赤を入れたところを確認するのみ。つまり作業的にはほぼ終了。あーーーーー、解放&開放されたーーーー!!

金曜昼14時。
編集者と待ち合わせて、赤を入れたところを一カ所ずつ擦り合わせ、1時間半ほど一緒に確認して、手渡した。
しばらくはぼんやりと街を歩いていた。で、薄れゆく意識の中で気がついたのだ。こ、これは、「入稿完了」ということではないのか?

で、思わず「にゅーこーかんりょーー! とりあえずびーーーーーるーーーーー!」とツイートしたのであった。

目に入った蕎麦屋でひとり生ビールを飲み、その後も異様なテンションで2時間に渡りツイートしたらしい。というか、その時点で意識が薄れつつあったのですぐ酔った。

「めにはいったそばやでびーーーるーーー!いたわさー!あなごてんー! でも『にじはんまでです』とくぎさされたーーー。はしごだはしごー!」
「あなごてんうまひーー! ふつうのそばやなのにうまひーーー! にゃはにゃはのんでたら『すこしくらいはえんちょうできます』だってーー!やさしーー! でもえんちょうりょうきんとられたりしてーー!」
「『なんかいいことあったんですか』ときくから、はいーーとこたえたら『そうですかー』といいながらおかんじょーがきもってきたーー! おいだされるーー!」
「おいだされたーーー! にじゅっぷんでちゅうなまよんはいのんでたらしーー!」
「はしごだはしごーー!でもふぁみまとたりーずとまっくしかみえなーい!」
「しょぼーんー! どこもあいてないー! ししゃごにゅーでにじゅうじなのにーー!」
「ぺっとしょっぷによりみちーー! さすがにびーーるーーはないー!」
「なんかおくさんから『もう家に帰りなさい。』ってれいせいにおこられたーーー! そーしゃるめでぃあこわいーー! よむなーーー! だれがかえるかーーー!」とか。とかとか。

うーん、申し訳ないが後半以降はよく覚えていないw
その後も二軒ほどはしごしているのだが、おぼろげな記憶。まぁこの1週間で10時間くらいしか寝てなかったしなぁ。その時点でもほぼ徹夜だったし。

実際、開放感が尋常ではなかったのだ。
だって1年かかったのである。1年間、ずぅっと重たい荷物を背負っていた感じ。

出版社とは去年の12月くらいに出そうと計画していて、それが延びに延びて(ごめんなさい!)3月14日〆切となり、入稿3日前の大震災でビジネス思考が停止し、初夏に気を取り直して全体構想をやりなおし、いちから書き直すことにして8月10日〆切と設定し、それが延びに延びて(すいません!)この金曜日だったのだ。

もう去年の今頃からずぅぅっっとこの原稿が頭の隅にあって「早く書けよ」と責め続けたのである。気が休まる暇がなかった。休日なんてありえなかった。

しかもそこに大震災後の猛烈なプロジェクト数、4月で独立した後の激烈な環境変化が重なり、メールの未読が千通になってしまうくらい仕事が追いつかなくなり、独立の挨拶状すら書けてないほどの破綻具合。何をやるにしても時間がなく、各所からクレームががんがん入る。というか、朝4時台に起きて、夜24時に寝るまで、ずぅっと必死に動いているのに全然間に合わないというのがここ4ヶ月の状況だった。つまり土日もまったく休まず、ずぅっと働いていた。

そのうえにこの本。
本というのは「1時間あいたから数行書ける!」とかは全然無理。数行書くためには、そこまでの流れとテンションに自分を戻すために気持ちを切り替え、気分を盛り上げ、頭を戻して慎重にかからなければいけない。つまりすぐに半日経つ。それがメールやらFBやら電話やら超急ぎの打ち合わせやらで遮断されるとまたしばらく書けない状態になる。いや、マジで、きつかった。約12万字をまとめるのが地獄だった。

しかも題材がソーシャルメディア登場後のコミュニケーション・デザインなので、進化中&切り口がたくさんありすぎて頭をクリアに整理するのが難しすぎる。どこかに濁りが残っており、どうにも気持ちが悪い。

でも!
兎にも角にも入稿完了である。

頭の中で「ああ書けば良かったかも」「こう書けば良かったかも」はたくさんあるが、でも、入稿だ。もう知らん。

1年間、ずぅぅぅっっっと頭の隅にあった懸案事項がなくなって、容量がずいぶん空いた。
手ぐすね引いて待っている方々、ホントすいません。お待たせしました。ようやく戻って参りました。

とはいえ、あと一日、今日も休ませて。
まだ寝足りないし。断捨離したいし。「ドラクエ ll」も始めちゃったしw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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