アウェイなう

2011年8月30日(火) 8:47:09

昨日は博報堂で講演&パネルディスカッションをした。

ボクは3月まで電通という会社にいた。独立後も電通とコラボしたプロジェクト「電通モダン・コミュニケーション・ラボ」を主宰している。そういう意味で、ライバル会社である博報堂で講演するなんてめったにないこと。まぁなんというか、トヨタの人が日産で講演するような、パナソニックの人がソニーで講演するような、そんな感じだろうか。

講演内容は普段一般でやっているものとそんなに変わらないし、もう電通グループ社員ではないから厳密に言えばアウェイではない。まぁいつも通りリラックスして話そう、と、始まるまでは思っていた。

が、いざ壇上に立つと急に緊張が襲ってきた。
もともと緊張するタイプで、スピーチが不得意なのはそのせいも大きいのだが、最近は場慣れしていて緊張することはめったにない。それがいきなりの緊張だ。あれ〜?

ただでさえ、プレゼンのプロたちである広告会社の人たちを前に講演するのはハードルが高い。一番やりにくい相手なのだ。しかも300人もの博報堂グループ社員が相手。イヤだなぁという思いがちょっと脳内をかすめた瞬間、緊張がやってきた。

うわ。困ったな。噛み噛みだよママン!
あれ。なんだか脇汗まで出て来てるよママン!
ぐあ。シュウさんまで会場に入ってきたよママン!

シュウさんというのは笠井修さん。
親しくさせていただいている方だが、広告界の大御所でもある。緊張が増す。

というか、中学高校の同期であるループスの斉藤くんもパネラーとして来場していて目の前で聴いている。中高の同期の前とかすげぇやりにくい。

たった45分の基調講演だったが、なんだか調子が出ないままにあっという間に終了してしまった。
あ〜あ。アウェイとはこういうことなんだなぁ。博報堂グループの方々はみんなニコヤカで別に敵視されていたわけではない。だからつまり「自分の心が作りだしたアウェイ」だ。うーん、まだまだ修行が足りませぬ。

講演後「そんなに緊張したんですかー?」とか、スタッフの人に笑われたけど、やってごらんよ、たとえば電通の社員の前でひとりきりでw

つか、今日はなんと「電通で講演」がある。

独立した古巣での講演……。
これはこれで、いまから緊張している。辞職した会社で話すって、また別の意味で「アウェイ」だよなぁ……。


p.s.
愛犬へのメール、たくさんありがとうございます。
経験談が多く、泣かされました。号泣させられたメールも。
経過や状態など、またご報告しますね。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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