毛が抜けたオレが勧める毛が抜けないトイプードル

2011年6月28日(火) 8:46:24

雑誌「ケトル」が創刊された。
「リバティーンズ」という雑誌が名前を変えて「ケトル」になったですね。雑誌名からわかるように博報堂のケトルが作っている。つまりは嶋浩一郎さんが編集長。面白くない雑誌なわけがない。

で、「リバティーンズ」に引き続き、連載させていただくことになった。
創刊準備号である前号はボクがまだ電通にいた頃に出ている。つまり「電通にいるボクが博報堂のケトルに連載」というねじれ状態だったわけですねw

連載は、「リバティーンズ」時はバレエについて書いていた。
今回はそういう枠をとっぱらって好きな物について書いてよいということなので、創刊準備号では「アポジー」というスピーカーについて書いた。平面スピーカーの魅力についてである。で、創刊今号では「トイプードル」について書かせていただいた。

こんな原稿。
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昔、柴犬を飼っていた。

ベージュのではなく黒い奴。五郎という渋い名前をつけていた(小学校の図書室で読んだ『ああ!五郎』という犬の物語が忘れられず、そこから命名)。柴犬ってちょっと素っ気ないところがあるが、主人に忠実で健気だった。だから大人になって家を持てたら柴犬を飼おうと決めていた。まさか「同居人が反対する」なんて思ってもいなかった。

「え?ダメ?」
「悪いけど、犬とか猫の毛で鼻がぐずぐずになるの」

うーん…。確かに柴犬も毛が抜ける。毛の生え替わり時期なんて周りに毛が舞い踊る。諦めきれずにペットショップに相談に行った。

「あぁ、アレルギーの人とかいるんですよねー。でも毛が抜けない犬種もありますよ」

毛が抜けない犬種?
なんだそれ。そんなのいるの? つか、兄ちゃん、毛が抜けているボクの頭を見ながら言うな。

「トイプードルです。トイプードル。この犬種は毛が抜けません。しかも体臭もありません」

なに〜!
部屋に毛が舞うのもイヤだが、犬臭いのも確かにイヤだ。それは見逃せない。いいなぁトイプー。なんだかファンシー系で柴犬とは全然違う方向性だけど、でもいいなぁ…。

その夜、ボクは同居人にプレゼンテーションをした。社長プレゼンより緊張した。そして通った。グランプリよりうれしかった。

こうして、トイプードルの「トイ」くんが家にやってきた。9月11日生まれということで危うくボクに「テロりん」とか名付けられそうになった彼はもう7歳。人間で言ったら中年のオッサンである。でも愛してる。オッサン、ラブ。

ええと、もうお気づきかもしれないが、この原稿の目的は、トイプーがいかにいいか、の洗脳である。特に室内で犬を飼うことを考えている方。悪いことは言わない。トイプーにしなさい。

理由は4つ。


  1. 毛が抜けない。
    これがどれだけ貴重で素晴らしいか。その分伸びるのでカット代がかかるが、カットで印象を変えられるという楽しみもある。毛が抜ける犬を室内で飼うと大変よ。

  2. 体臭がない。
    犬特有のにおいがほとんどない。個体差もあるかもしれないが、少なくともうちのは無臭。これもとても助かる。

  3. 頭がよくて陽気。
    トイプーのみで構成されたサーカス興行があるくらい賢い。あらゆる犬種の中で一番賢いというデータもあるらしい。素晴らしい。

  4. 散歩が最小限でいい。
    もちろん散歩はした方がいい。うちは一日もかかさず散歩に行っている。でも、特にティーカップサイズ(極小サイズをそう呼ぶ)だと散歩はいらないらしい。もしくは最小限でいい。つまり独り暮らしでもオッケーということ。


いいっすよ、トイプー。室内で飼うならトイプードルにまさるものはないのである。いやホント。室内犬の王者なのです。

※この項、反論受けつけません。あしからず。


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いいっすよ、トイプー(笑)→サイト上の写真集(幼年期)、フェイスブック上の写真集(おっさん期

かわいいとかいう情緒的な理由ももちろんあるが、でも犬は全部かわいい。それよりも「毛が抜けない」のがでかい。

毛が生え替わる今の時期とか、大変なご家庭も多いかとお察しします。

トイプーにしなさいw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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