講演1日3本、初体験

2011年6月10日(金) 7:21:17

昨日は大阪で講演が3本あった。

さすがに1日で講演3本は初めて。1本平均2時間、計約6時間しゃべったことになる。さすがにきつい。でも先生業の方々は毎日こんなことやってんだよなぁ、すごいなぁ、とツイートしたら「先生業界でもそれはかなりしんどい」「講演は毎回違った環境かつ初対面の方々と話すので学校の講義よりきつい」などのご指摘。つまり昨日の経験はかなりきつい部類と自覚してよろしいということですねw

1本目は3月まで勤めていた電通の関西支社での講演。180名の聴衆。
なんだ内輪かよと言うなかれ。プレゼンが仕事みたいなものである広告マン相手というのは相当イヤである。しかも、14年間勤めていた関西支社にはお世話になった先輩同輩後輩たちがたくさんいる。ボクの新入社員時代とかを知っている方々だったりするのである。みんなが「あのさとうが何話すんだよニヤニヤ」と腕組んで壇上のボクを見つめているのである。こんなにやりにくいことはない。

そのうえ大阪はお笑いCMのメッカにして本場。有名クリエイターたちが揃っている。中途半端に笑いと取りに行くと跳ね返されてしまうであろう。おかげで緊張し、真面目で固めの話になってしまった。
ちなみに内容は「ソーシャルメディアと新・生活者消費行動モデル概念 SIPS」の電通バージョン。電通用に危機感煽りめ&未来展望系に作りかえた内容であった。かなり予習に時間をかけたし、内容濃くがんばったつもりだが、わりと反応が薄かったかもw がっかりしつつ2本目へ。

2本目は某クライアントさんであった。100名くらい来てくださっただろうか。とても熱心に聴いてくださり、温かい笑いも多少はとれてホッ。というか、やっぱり「知り合いがいない場」というのは楽だ。のびのびできる。内容は同じく「ソーシャルメディアと新・生活者消費行動モデル概念 SIPS」のクライアント・バージョン。これも新たに構成し、練り込んだ。時間が足りなくて20枚ほど話せなかった部分があるが、まぁそれでもお伝えしたいことはなんとか全部言えたと思う。わりと手応えあったかも。聴いてくださりありがとうございました。

続いて3本目。移動して40分後には開始な感じ。もう夕方だ。
MCEIという組織で「Marketing Communications Executives International」の頭文字。世界中にネットワークがあるNPOである。マーケティングの専門家たちの集まりなのかな。でも一般にも開放しているので、一般の方の聴講もたくさんあったみたいである。140名の聴衆。みなさんとても熱心で、がんがん熱気が伝わってきたので、ボクも疲れを忘れてがんばれた。途中から腰に来たけどw 

内容はこれまた同じく「ソーシャルメディアと新・生活者消費行動モデル概念 SIPS」であるが(たまたま3つともテーマが重なった)、これは一般バージョンに作りかえた。話も3回目だとかなりスムーズになってくる。一番自然体で話せたのは3本目かな。ツイッターでも数多くのいい感想を送っていただいた。ありがとうございました。圧倒的にツイッターやメールやフェイスブックでの反応があったのも3本目。

話としては1本目→2本目→3本目とスムーズさが増したが、聴衆の熱気もそれに比例していた。話し方の影響も大きいとは思うけど、なんというか、いつも感じるけど、どこで話しても広告会社の人たちが一番危機感が薄いし反応も薄い。そのことにとても焦りを感じる。大丈夫なのかな。


3本。さすがに疲れ切った。疲れすぎて新幹線ではよく寝られなかった(アドレナリンが出ていたこともあるかもしれなし、後ろの席の人の足が異様に臭かったこともあるかもしれない)。深夜に東京に帰り、家のベッドでぐったり寝たが、例によって5時前に目が覚めた。あぁもう少し寝られたらいいのに。

今から八戸での打ち合わせに向かう。
東北新幹線「はやぶさ」に初めて乗れるぞ!(盛岡まで。盛岡からは「はやて」で八戸) とはいえ新幹線の中である仕事の文字校(大量)をしないといけないのがちょっと憂鬱でもある。新幹線の中での文字校って疲れそうだ・・・

明日は6月11日。
東日本大震災から3ヶ月目。被災地のひとつである八戸でその朝を迎えてくる。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事