秋ぐらいからが「がんばろう」の本番

2011年5月 7日(土) 14:49:04

昨日も書いたが、災害とは本当にごく個人的な体験だ。

そう再確認させてもらった「震災後の海おんなのブログ」。今日は早朝から静かに読み込んでしまった。

がんばろう、とか、がんばれ、とか言う言葉は、がんばれない、もしくはがんばる方向性が見えない人にはとても酷な言葉になる。
震災救援情報サイトを立ち上げることを政府に提案し、そのネーミングを考えていた3月13日(だったかな)、ひとつだけ決めていたのは、絶対その手の言葉は使わないということ。結局「助けあいジャパン」という名前にしたが、そういう風に決めていたのは、やっぱりボクが被災者だったからだと思う。

ただ、がんばろう、みたいな言葉が効力を発揮するときももちろんある。
生活再建の方向性が見え始め、そっちに向かって歩き始めたけど気力が続かないとき。そういうときに「一緒にがんばろう」と言われると救われる。もう一歩踏み出せる。

あれから2ヶ月近くが経ち「もうそろそろ『がんばろう』でもないよね」と言っている人もいるが(支援する側の人で)、逆なんじゃないかな。もうちょっと後、たぶん秋ぐらいからが、「がんばろう」の本番だとボクは思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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