スーちゃん、永久CMキャラに!
2011年4月27日(水) 9:10:51
「いぼのいと」と入力すると「異母の意図」と変換されて何だか火曜サスペンスっぽくなるのだが。
それはともかく「揖保乃糸」。
実際にサイトを見ると、「田中好子さんには永遠に「揖保乃糸」を見守っていただきたいと願っており、今後は「揖保乃糸」と「田中好子さん」の19年間を振り返りたいと考えております。」と書いてあるだけなので、永久キャラクターかどうかはわからないけど、以下のニュースが正しいなら、すばらしいことだと思う。
21日に乳がんのため亡くなった女優・田中好子(本名・小達好子)さん(享年55歳)が19年間、CMに出演していたそうめんブランド「揖保乃糸」を製造、販売する兵庫県手延素麺協同組合(本社・たつの市)が、スーちゃんを永久キャラクターとして、今後も過去のCMなどを放送していくことが25日、分かった。
スーちゃんは乳がんを発症したのと同時期の92年から出演してきた。21日に死去した直後から、同組合にはCM継続を望む声などが寄せられていたが、告別式が行われたこの日、公式サイトで「永遠に『揖保乃糸』キャラクターをおつとめ頂きたい」と発表。過去に出演したCMを流す形で、「『揖保乃糸』と『田中好子さん』の19年間を振り返りたいと考えております」としている。(スポーツ報知より)
生活者と長く良好な関係性(ロングエンゲージメント)を紡いでいくことが、ソーシャルメディア時代の企業活動のキーポイントになると思っているが、そのとき、当然タレントの使い方も変わってくる。
普段の行動が透けて見えてしまうのがソーシャルメディアなので、企業もタレントも、目立つ活動だけでなく、普段の行動との一貫性が求められてしまう。また発信元としての共感を紡ぐためにも「人柄」みたいなものが非常に大切になってくる。特に企業は「人柄形成」がとっても大事。
普段は誠意を前面に押し出した感じなのに発言がおちゃらけてて薄っぺらかったり、温かい善人に見えていたのに恋人を次々乗り換えたりするヒトは、他人に信用されにくい。企業も「地球にやさしく」とかCMで言っているのなら普段からその活動をしっかり見せるべきだし、「あなたにまっすぐ」みたいなことを言うなら、商品開発以外でも具体的に行動を示すべきだろう。
そういう言動一致感、人柄の裏表ない感が、これからはとっても重要な気がしている。
で、「揖保乃糸」。
まぁこれも戦略だという穿った見方もあるだろうが、ボクはこの企業の誠意と愛情を感じ一気にファンになった。ボクにとって(今後も変な裏切りがなければ)これで一生、そうめんは「揖保乃糸」。意外とマジ。もうひと押し背中を押されたら株とかも買っちゃいそうだ(兵庫県手延素麺協同組合だから無理かw)。そうやってファン → ロイヤルカスタマー → エバンジェリストになっていくんだな。
いろいろとメーカーを渡り歩いて消費していく大量消費時代から、いくつか愛するメーカーや商品を少なく持って生きていく時代に入ったと思う。
ナンパしてちょっとつきあえればいい、という広告・広報活動から、長くつきあうことを前提とした誠意ある広告・広報活動へ確実に移ってきているが、ソーシャル時代はそこに「実際の行動」「裏表ない人柄」が求められる分、送り手にとって、より緊張感あるコミュニケーションが必要になってくると思う。
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