見えてきたもの

2011年4月 3日(日) 18:53:38

「会社を辞めるといままで目に入ってこなかったものが目に入ってくるよ」と、1ヶ月前くらいにある人に言われた。

そうかな? 会社員にしてはフリーっぽく動いていたし、物理的にもフレックスタイムで自由に動いていたし、旅好きなこともあっていろんな風景を目にとめるようにしているし、空とか花とかもよく眺める方だし、会社員じゃなくなるからってあんまり変わらないんじゃない? そう思ってた。

でも違った。
風景でも空でも花でもなかった。

人だった。

「個」を意識した途端、まわりの「個」が見えてきた。
「独り」を意識した途端、まわりの「独り」が見えてきた。

そして逆に会社員っぽい人の姿が見えにくくなった。

あぁなるほどこういうことか…。

見えていなかった自分をなんだかとても恥ずかしく思った。

もちろんまだ「個」になってたった3日目。
意識が変わって新鮮なだけなのかもしれない。

でも、なんだかとても恥ずかしい。
知らず知らずのうちに自分の目にフィルターがかかっていたんだな。

それに気づけただけでも辞めてよかったと思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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