「あの日あたりがターニングポイントだよね」

2011年3月21日(月) 9:36:46

また1日さなメモが書けなかった。
昨日はさすがに寝られるかと思ってたのだけど、朝6時に起きてからメールや電話の嵐。そのうえ昼過ぎから会議を5つほど小走りに渡り歩いて、ふと気づくと27時。そりゃ書けんわw

でも、昨日3月20日は、日本のコミュニケーションが大きく変化する初日だったのかもしれないなぁ、と、夜に内閣関係者と会議しながらちょっと思った。まぁ数年後に「あの日あたりがターニングポイントだよね」と振り返るレベルだけど。つまりじわじわっと変わる初日、みたいな感じ。でも、大きな一歩を踏み出した気がする。たぶん。きっと。おそらく。

…今回の巨大地震は、とても不幸で悲しい出来事ではあるけれど、でも、現代日本の黒船になるかもしれない。

「助けあいジャパン」プロジェクトは、とにかく起ちあげようといきなりスタートダッシュしたので、周りを見回す余裕がなかった(いまでもあまりない。物理的に)。
建物で言ったら基礎工事が出来てないままに一気に家を建てようとしている感じ。その建築上の問題点がそろそろ噴出してきていて(不徳のいたすところです)、昨晩はその問題で深夜まで長時間議論した。ただ、ギリギリ基礎工事が間に合う段階だったので、家を建てながらコンクリートを基礎部分に注入した。設計図の不備を強く指摘してくれた藤代さん、本当にどうもありがとう。

周りでみんなが、もう涙が出るくらい必死に動いている。
もちろん被災地のためである。たまに周りを見回して「あぁ、みんなすごいなぁ」と気づき、ため息をつく感じ。ボクは性善説で生きてきたし、これからも「甘っちょろくて話にならないくらいの性善説で生きていきたい」と思っているのだが(笑)、そんなボクでも感心するくらい、みんな超ポジティブ&自発的に動いている。甘ちゃんとしては負けていられないw

まずは今週が山。もうひと踏ん張り。

つか、毎日毎日電話代やらタクシー代がすごい勢いでかさんでいくが、おそるおそる妻にそう告げたら、「それが我が家の義援金よ」とひと言。確かに。ボクは自分の時間と汗をじゃぶじゃぶと被災地に送ります。


メールやツイッターやフェイスブックでも応援や援助のコメントをたくさんありがとうございます。お返事する余裕がなかなかないのだけど、寝不足を補う栄養剤になっています。また、何かご意見がありましたら「さとなお.com」のfacebookページがありますので、そちらへどうぞ。
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佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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