祝! ポリープなし!
2010年12月 8日(水) 7:59:51
というわけで(昨日参照)、内視鏡検査を受けてきた。
初体験である。ドキドキである。直前までツイッターで「苦しいよー」とか脅されてたし。あと、地味に「点滴の長い針が苦手」というのもあるし。でもまぁもう逃げられない。
東京の東端にある専門クリニックだったので、その近くのホテルに泊まってまずは下剤三昧。なぜホテルなのかというと、自宅でやるとクリニックまでの電車移動中にピーーーと警報がなりこの人のような悲惨な目にあうからである。近い安ホテルに泊まるのは正解。
で、前の晩に下剤、当日朝は腸管洗浄剤(2リットル)を注入し、ボクの管は見事に空っぽになった。
便意を催してトイレに座っても無色透明な水しかでない。なんだか「人間とは一本の管である」という定義を実感する。つか、いまならミノとかシマチョウで売り物になるレベルに美しいはず。そのくらい異物なし。ぴかぴか。
ただ、いわゆる「宿便」ってもっと大量に出るかと期待していた。
ほとんどそれらしきものはなかったな。普段からお通じがいいのでわりと溜め込んでなかったのかも。もっとどっかーんっと出て「さとなお2.0」が体験できるかと思ったのに。
一緒に検査を受ける主治医とふたりでクリニックに移動し、問診票を書き、着替えた。
お尻の部分に穴があいた紙パンツ(笑)、そのうえにストンとしたロング・ワンピースを着て、まずは点滴をうち(やっぱり苦手)、順番を待って内視鏡検査室へ。
ベッドに横向きに寝て、「紙パンツを破りますねー」とまずは紙パンツの後ろの穴を大きく破られた。破るくらいなら最初から穴あきである必要はないんじゃ?とか思ったがそんなツッコミをするような雰囲気ではない。次々と患者をこなすため、検査室はわさわさしている。そして「では麻酔を入れますねー」と点滴の管に麻酔注射の針が刺された。腕にチリチリと刺激が走った。そこまでは覚えている。でも次の瞬間、意識を失っていた。くそ〜。意識をなくす境目を体験してやろうと思ったのに…。あっけなくストンと落ちてしまった。
……次に気がついたのは控え室の寝椅子で横になっている自分であった。
何分ここに寝ていたのか、それもわからない。点滴もとうにはずされていた。もちろん内視鏡検査は終わっていた。
どうやら診察室からちゃんと歩いてその寝椅子へ行き、同行の主治医と二言三言話を交わしたらしいのだけど、それもまったく覚えていない。麻酔って記憶までなくすんだな。びっくりした。
その後、医師から説明があった。
胃カメラと大腸カメラを同時にやったのだが、「ポリープはどちらにもなかったので切除の必要もありませんでした。きれいなもんでしたよ」と言われた。うほーい。奇跡だ。マジで奇跡的だ。ありえない喜び。
このサイトを長く読んでくださっている方はわかると思うけど、それはもう胃腸を酷使してきた人生だったのである(まぁ食の本ばかり書いているからね)。つい最近も「極楽おいしい二泊三日」なんて本を出すために3日で20店まわる、みたいな無茶をやったりしていた。胃腸は過重労働に泣いていたはずである。なのに胃腸。よくぞ胃腸。何も言わずしっかり耐えてくれた。お礼を申し上げる。今からでも遅くないなら、これからもっとちゃんといたわることにする。
無事に検査を終え、主治医とふたり、「お腹すいたし、かるーくなにか食べましょうか」と相成った。
空っぽのキレイすぎる胃腸に入れるなら、それにふさわしい美味しいものがいい。胃腸にやさしいと尚更いい。肉とか脂は避けるとして・・・そうだ、鮨にしよう、鮨!
ということで、電車を乗り継いで「新ばし しみづ」へ。
ちょうど17時くらい。この人気店も、17時開店直後なら意外と座れるのである。カウンターの真ん中に陣取って、お酒も飲まずすぐ握りを頼み、パパパと握ってもらって40分ほどで食べきった。超空きっ腹効果も相まって実に天国のような美味であった。うまかったなあ!
まぁ結果論ではあるが、何も悪いところが見つからなかったし、とてもいい経験をさせていただいた。
ツイッターなどで「胃腸をからっぽにするのは気持ちがいいので、意外とクセになるよ」と教えてくれた方もいた。まぁ流行りの絶食道場とかをインスタントに体験できるわけだもんね。来年、もしくは再来年、また来ようと思う。ご一緒していただいた主治医様、ありがとうございました。
