うれしすぎるお米。美しすぎる手紙。
2010年11月27日(土) 11:37:10
新潟に「田んぼ見学」に行ったのは今年の6月。
雑誌「自遊人」に寄稿を頼まれ、半分「大人の遠足」、半分「取材」でひとり出かけた。くわしくはこの日に書いたが、お目当ては「米・食味鑑定コンクール国際大会」において金賞を獲った鈴木和夫さんの田んぼであった。実際に食べて感動し、ぜひ田んぼを見せていただきたいとお願いしたのだった。そして「自遊人」で稲作をやっている「自遊田」も見学した。3年間耕作放棄されていた山間の田んぼを再生し、編集部員たちが編集作業の合間に田んぼに通って稲作していた。
その、鈴木さんのお米、そして自遊田のお米が、届いた。
あれから半年。ボクのように愚にも付かぬ毎日を過ごしてしまった人もいれば、こうして着実に「実り」の時を迎えた人もいる。まったくねぇ…。ま、それはともかく新米である。コシヒカリである。なんて贅沢なんだろう。うれしいな。豊かだな。
ボクのブログを読んで鈴木さんのお米を買ってくれた方が結構いらっしゃるが(自遊人が運営しているオーガニック・エクスプレスのここで買えます)、それはもう感激してくれた。というかマジうまいの。少なくとも「日本一のひとつ」だと思う。ただ、今年の酷暑はさすがに厳しかったらしく「例年のような食味になりませんでした」と、鈴木さん。いや、だって、たしか9月始めだったかに魚沼が全国で最高気温だった日があったよね。って検索したら9月2日か。37.2℃。そんな異常気象で例年通りのお米が作れるわけがない。
でも、そんな中、理系学者肌の鈴木さんはきちんと落としどころを決めてきっちりプロの仕事をしてくれているはず。いやぁ食べるのが楽しみだ。日本一のコシヒカリ。わくわくする。そしてそして自遊田のコシヒカリ。田んぼの再生から天日干しまで、忙しい編集作業の合間を縫って作られた「気持ちがこもったお米」である。正座していただきたい。
お米を送っていただいたことにも感激したが、「自遊人」の編集者である小沼百合香さんからの美しいお手紙にまた感激した。
あまりに感激したので写真を載せておきたい。字が美しいのもそうだが、なによりその字の丁寧さに心を動かされた。こんなに丁寧に書かれた手紙をいただいた経験はあまりない。手紙って「内容」を送るものではなく、書くときにかけた「時間」を送るものなんだな、と、わからせていただいた。
その人のことを考えながらゆっくり丁寧に書いた「時間」を送る。
お礼状とかメールで簡単に済ますことが多くなってきたし、わざわざ手紙やハガキで儀礼的な内容を送ることが無意味に思えることもあったけど、ハガキや手紙をちゃんと書く習慣をつけたい、と、この手紙を見て改めて思った。そういえば一時期そう思って鳩居堂の和紙ハガキとか買い込んであったっけ。あれを使おう。
まぁその前にそういう「時間」を捻出することが先か。いやその前にまずはいただいたメールの返信を済ますことが先だ。いやいやその前に膨大な数の未読メールをなんとか読み切るのが先じゃん。とか、言い訳は山ほど用意されているのだけど。←ダメすぎ
