フォロワーが増えないとお嘆きの貴兄へ

2010年8月 3日(火) 9:27:21

「ツイッターのフォロワーが増えないー!」と相談メール or DMをくださる方が多いので、最低限のアドバイスを。 最低限すぎて「普通じゃん」レベルだが、意外とやってらっしゃらない方が多いので、一応。

1)プロフィールをちゃんと書く
意外と多い。プロフィールが簡単すぎる人。相手があなたをフォローしたくても、プロフィールが書いてなかったり、一行程度の素っ気ないものだったりすると、ちょっと躊躇するものである。まぁあなたのタイムライン(TL)を見ると「あなたという人間が浮かび上がって見える」ものではあるが、とはいえ「どんな背景で書いている人なのか」を相手はもっと手軽に知りたい。だからプロフィールは超大事。ちゃんと最低限の「自分」が伝わるように、プロフィールをくわしく書こう。

2)アイコンをシンプルに。そして替えない。
小さい画像になってもハッキリとわかるようにシンプルなカタチにする方がいい。iPhoneアプリなど、アイコンが小さくなってしまうもので見ても認識できるようにシンプルにすること。パッと見てその人とわかることがすごく大切。そのうえで「替えない」こと。実生活でもそうだけど、人は名前より顔で相手を覚える。あなたの過去のツイートはあなたのアイコンと共に覚えられている。これをやたら替えるのは得策ではない。
シンプルにして替えずにおくと、誰かに@をつけてコメントしても覚えてもらいやすくなるし、ハッシュタグ検索やワード検索でも人の記憶にとまりやすくなる。そこから少しずつフォロワーが増え出す。フォローされた後でも、その人のTL上でシンプルなアイコンは目立つので読まれやすいし、RTされる可能性も増える。RTされると知らない人がフォロワーになるという好循環が生まれ出す。
というか、もうツイッターのアイコンを名刺に刷っている人も多い。リアルでもバーチャルでも「自分のアイコン」として機能させるものを作った方がいいと思う。

3)フォロー数を増やす
以前「ツイッターは1000人フォローしよう」と書いたが、フォロー数を増やすことはツイッターを楽しくするとても大きな要素だ。入ってくる情報量が増え、TL上がバラエティ豊かになる。これは下で書く「RTする」(リツイート:引用してツイートすること)の必要条件。情報がたくさん入ってこないと面白いRTもできないからね。
で、フォロー数を増やせば増やすほどフォロワー数が増えていくのも事実。これはフォロー返ししてくれる方がいるからだ。とりあえずフォローを増やしてみよう。RTに名前が連なってる人、自分が好きな人がフォローしている人、キーワード検索で引っかかってきた人などを片っ端からフォローしていく。ずいぶん景色がかわりますよ。「そんなにフォロー数増やしたらTL読めないじゃん」という方はこちらにそのことを書いたのでどうぞ。

4)RTする
毎回のように面白いツイートが出来れば、そのツイートはあなたのフォロワーにRTされ、そのRTを知らない人が読んで「この人面白いこと書くなー」とあなたをフォローする、みたいな好循環が起こるだろう。でもツイッターなんてそんな気合いを入れてやるものではない。毎回うんうん唸っていいツイートするなんてナンセンス。もっと気軽にツイートしたい。だったらフォローしている人の面白いツイートをRTしよう。つまり「誰かの面白いツイートを引用して自分のツイートとして流す」わけ。それは他の人のTL上で目立ち(だって面白いから)、あなたをフォローしてくれる確率も増す。
そして、そのためには面白いツイートがたくさん入ってくる環境が必要。それが上記(3)のフォロー数を増やすことにつながる。

5)話の前後・背景をわかりやすくする
あなたのツイートはそれ単体で読まれるものだと思うべき。だから話の前後や背景は毎回なるべく書いた方がいい。ボクが突然「娘よ、無事で!」とツイートしても、それしか読んでない人は何が何やらわからない。その直前のツイートで「娘がバンクーバーに旅立った」と書いてあったとしても、それは「読まれていない」と思った方がいい。特にフォロー数が多くてTLの流れが早い人は、あなたの前のツイートを読んでない確率が高い。なので、ツイートごとに最低限の背景は書いた方がいいと思う。
まぁ140文字しかないし、そんな面倒なことやってられるか、って人もいると思う。でも「フォロワーを増やしたい」のであれば、その間だけでも意識してそういう風にした方がいい。わけわからないツイートが多いとリムーブされる(相手からフォローをはずされる)ことも起こるし、RTもされにくいからね。


というか、ツイッターは「つぶやき」という日本語訳を当てはめられたのがちょっと不幸だった。
「おはよう」とか「今日も暑い…」とか「駅で焦ってトイレを探してるなう」とか、本当に日々の些細な出来事を書き込むものという風にツイッターを知らない人から捉えられてしまったし、ツイッターをやっている本人も「日々のよしなしごとを“つぶやく”もの」と認識してしまった。もちろんそういう側面もあるし、そうやって楽しんでいる方も多い。でも、ボク個人としてはもう少し発展させて考えたい。

ツイッターは孤独なつぶやきではない。情報を共有するツールだ。

そう認識を変えると、上記の5つは必然的条件となる。情報を共有するためには、どんな人が出した情報かを明らかにする方が有利だし(プロフィールとアイコン)、情報源を増やして(フォロー数を増やして)いい情報を広める(RTする)ことも重要となる。そして自分が出す情報を極力わかりやすいものにすること(話の前後・背景をわかりやすくする)も大切。最低限、この辺はやられた方がよいかと。

もちろん、フォロワーなんか増やさなくてもいいや、とか、もう十分増えたからいいの、とか、つぶやいているのが楽しいし他人のなにげないつぶやきが読みたいの、という方は上記のことなんか無視してお楽しみ下さい。増やしたい方に限って、どうぞ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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