痛風じゃなかった!

2009年11月10日(火) 9:09:36

おとといの日曜日。起きたら立てなかった。
右足の中指の付け根が痛み、床に足を付けられない。なんだよコレ。触らなければ痛くないが、押したり体重かけたりしたらものすごく痛い。つまり立てない。中指を曲げても痛い。いたたたた。こりゃ痛い。

何かにぶつけたかな。前日はたしかに酔っぱらったけど、記憶が飛ぶほどは飲んでいない。中指の付け根なんかぶつけてないはず。だったら何だ? んー、それにしても痛いぞ。歩けないよう。

なんとかひょこひょこ歩いてリビングに行き、午前中は様子を見た。
痛みがとれないので、昼くらいにツイッターになにげなく「足の中指の付け根に打撲のような痛み。二日前からうまく歩けない。指を曲げても痛い」と書き込んだ。そしたら、あっという間にコメントの嵐が。 多くの人が「そ、それは痛風では!」と書き込んでくる。えっ! 痛風 !? ウソ! これが痛風なの?

ボクの痛風のイメージはこれだ。ここで書いた戸田さんのような地獄の痛みを痛風と呼ぶのである。それに対してボクの痛みは「放っておけば無痛」であり「押したら異様に痛い」だけ。しかも典型的痛風症状である親指の痛みがない。んー、違うんじゃないのー? でも、次々と「痛風はいろんな症状があります」「それはまさに痛風です。私もそんなでした」「お大事に」(←もう決めつけてる)みたいなコメントが届く。うぅ。ホントかよ。参ったな。

まぁボクなんかが痛風になったら「そらみたことか!」と大笑いされるだろうことは想像がつく。サイトから想像できるよりは意外と節制しているのだが、まぁでもいろいろ好き勝手言われるであろう。そんな事態はイヤである。でも考えてみたら祖父が痛風持ちだったので遺伝要因はあるな。ビールはほとんど飲まないが、プリン体が多いと言われるイワシとか干物とか干し椎茸とか大好きである(ついでに魚卵とかレバーとかも)。んー、ありえるかも。ついに、ついに来たのか…。

というわけで、わりと暗い日曜日になったですね。
夕方からお客さんが来たので(痛風の恐れがあるくせに)ワイン飲んだんだけど、どっかで酔いきれない。足は相変わらず痛むし、何より心配だ。ただ、陽転思考で「痛みが少ない痛風でラッキー。これは『そろそろ気をつけろ』という天のサインだから、ちゃんと聞きさえすれば、大難を中難に、中難を小難に、小難を無難にできるはず」という考えに寝る前には至った。まぁ仕方あんめえ、痛風程度で済んでラッキー、とりあえず痛風とつき合おう、みたいな。

で、翌日は月曜日(昨日)。
起きたら多少痛みが治まっていたし、陽転思考としては「今日から生活を立て直そう!」って気になっていたので、健康的に朝ランしにいくかとか思ったけど、少し走るマネをしてみたら痛みが戻ってきてしまった。いたたたた。午前中はお台場で仕事だったのでビッコひきひき直行し(超ゆっくりしか歩けない。つらい)、昼に会社に帰れたのでヨチヨチと医務室へ。もう自分的には「痛風」と思い込んでいるので、問診表にも「痛風」と書き、順番を待った。

で、診察室。
一通りボクの説明や経緯を聞いた医師が、こちらが身構える間もなくひと言告げた。

「痛風じゃないと思いますよ」
「……え!」
「もしかして走ってる? あぁ1ヶ月前から。なるほど、初心者ね。ええ、これは『足底炎』ですね。そくていえん。いや、東京マラソン前とか多くてねー。普段走り馴れない人が走るとなるんですよねー。シューズとかちゃんとしたの使ってます? あぁ…ちゃんとしたの買わないと。まぁ(3ヶ月前の人間ドッグの数値を見ながら)この程度の尿酸値だと痛風にならないし、痛みの質も違うと思いますよ。とりあえず血液検査はやっときましょうかね」と医師。

そう、なの、か。
確かにランニング(もどき)を始めたのは1ヶ月前くらい。歩くのと変わらない程度のスピードでのジョグだからと油断して、普通のスニーカーで走ったりしていた。道も固いアスファルト。最近はすこし速度を上げていたところ。初心者がそうやって調子に乗って走って足底炎になることがとっても多いとのこと。

なーーーーんだ、痛風じゃないのか!

まぁ血液検査の結果待ちではあるが、3ヶ月前の尿酸値から考えてたぶん大丈夫。
というか、だんだん思い出されてきたが、3日前の土曜日に足裏に違和感があったっけ。なんか引きつるし、血行が悪いようなだるさがあった。軽い朝ランしても直らない。だから青竹踏みを何度もやったんだった。イテテとか言いながら。あれが患部を悪くしたのかもしれない。

いやー、とりあえずものすごく(ホントにものすごく)ホッとした。ありがとう足底炎!
まぁ「当分走ってはいけません」というお達しなので、ランニング生活は早々に終了してしまったのが残念だけど、痛風よりはずっとマシ。ゆっくり治せばまたいつか走れるようになるんだから焦る必要もない。

今朝起きたら、消炎剤のおかげか痛みもすっかり治まっていた。
でも、せっかくだからこれを「天のサイン」と考えて、節制をより強める生活に切り替えようと思う。最近ちょっと内臓に無理させすぎているし。もう年齢も年齢なんだから気をつけなさいね >自分。というか、今回のことで痛風についていろいろ調べたけど、やっぱり怖い。予防しなくては。

ということで、夜のお約束をしている皆様、かなり節制めとなりますが、よろしくお願いいたします。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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