強く想えば。
2009年5月19日(火) 7:06:04
昨日は終日スタジオ撮影。
朝早く入って、ちょうど終電で帰ってきた。
若いときはチェックすることや確認することが多く、スタジオ撮影もそれなりに忙しかったが、この年齢になるとあまりやることがない。若いスタッフにすべてを任せ、スタジオの隅にでんと座って撮影を見守るばかり。まぁトラブルが起きたときの保険みたいな存在か。寂しいような気楽なような。
近くにはスナックとかおせんべいとか差入れのお菓子とかが置いてある。それとの闘い。食べちゃダメだ。でも口寂しい。お腹も減る。美味しそうだ。でも食べちゃダメだ。太る。一口くらいイイか。いやダメだ。そんな一日。あ、運動不足になるので数時間おきにスタジオの周りをウォーキングした。ジジくさ。でも一応歩数計ノルマはクリア。そんな一日。
心配された難しい演出のCMもウェブもスタッフのおかげでなんとかこなし、ラストのグラフィック撮影へ。
これ、楽しかったな。いまやノリにノッている写真家レスリー・キー。タレントを自然に乗せていく彼の陽気さと技術、そして撮影の速さに感服。浜崎あゆみをはじめとするトップ・アーチストたちが彼を指名するのがよくわかる。
オフィシャルサイトで彼のバイオグラフィーを読んで驚いた。
シンガポール生まれの彼は、ふとしたことでユーミンを知り、独学で日本語を勉強し始め、20歳のときの1週間の初来日時にユーミンのライブを鑑賞。その後兵役を経て再来日。日本語学校に通いながら病院でのアルバイト。夜はレストランやチラシ配りの日々。で、24歳のとき「東京ビジュアルアーツ」に入学して本格的に写真の勉強を始め、30歳になった2001年、ついに夢が叶い、ユーミンを自身初の写真集のために撮影したとか(その後ユーミンのCD「Face's」のジャケットも撮っている)。
シンガポールからは遠い日本。そこのトップ・アーチストであるユーミン。そんなとんでもなく遠い存在でも「辿り着ける」んだな。手が届くんだ。強く想えば。
ちょうどこの撮影に来る電車で新譜「そしてもう一度夢見るだろう」をiPodで聴いていたので感慨深く。
そしたら撮影中、開きっぱなしだったマックブック・エアーに「ユーミンの札幌公演に行きました」というメールが届いた。シンクロニシティ。
