手洗い、うがい、正しい歯磨き

2009年5月11日(月) 6:27:44

パンデミック寸前の新型インフルエンザだけでなく、一般的インフルエンザや風邪の予防には「手洗い」と「うがい」が有効というのはほぼ常識的になってきた。レストランで外食するときもイスに座る前にまず手洗い励行。家に帰った時だけでなく、会社に朝着いた時も水うがい励行。個人的にはどちらも習慣になりつつある。仕事的に感染しているヒマなんてないし。

ただ、ずいぶん前にどっかの検証番組で「うがいは実は効かない」っていうのを見た記憶があって、うがいを心のどこかで信用していなかった。喉をガラガラやっているようでいてほとんど奥までは届かず、もちろん気管支も洗うことが出来ず、まぁそんなに効果ないんだろうな、と。

でも、NHK「ためしてガッテン」で、今年の冬に「歯磨きでインフルエンザ発症率10分の1」という放映を見て考えを変えた。内容を簡単に書くと、

鼻から喉にかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われていてウイルスはなかなかくっつくことができない。ところが口の中の細菌が出す「プロテアーゼ」という酵素が膜を破壊することで、ウイルスがくっつき、細胞内に侵入できるようになる。その酵素は、歯垢、歯石、舌苔などから発生している。つまり、口腔内を清潔に保つことで、酵素ができにくくなり、ウイルスの増殖が抑えられる(インフルエンザ予防につながる)。
また、口の中には、インフルエンザウイルスの感染を助けると考えられる細菌以外にも、唾液に混じって気道に入り、重症の肺炎を引き起こす細菌なども多く住み着いている。そのため、日頃から口の中をきれいに保ち、細菌を除去しておくことが、幅広く危険な感染症を予防する対策として有効だ。
というもの。
番組では東京都府中市の特別養護老人ホームで歯磨き指導をしたところ発症率が10分の1になったという事例を紹介している。インフルエンザが重篤な症状になりやすいご老人の予防にも効くのはいいね。

まぁこの説はまだサンプルが少なすぎて正確性に欠けるという話もあるし、歯磨きも「正しい歯磨き法」でやらないとあまり効果がないみたいではあるが、やらないよりマシだろう。
んでもって歯磨きと共に「うがい」も口腔ケアになるのは火を見るよりも明らか。細菌や酵素を洗い流してしまう効果くらいはあるはず。しかも頻繁なうがいと舌苔の除去は「口臭除去」にもつながる。こりゃ一石二鳥!

ちゅうことで、「入念な手洗い」と「頻繁なうがい」、そして「正しい歯磨き」の3つが重要っすね。
新型インフルエンザへの恐怖を利用して長く続く習慣にしちゃうのがポジティブ・シンキング。やって悪いことではないし、早く完全なる習慣にしてしまえオレ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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